「お気をつけてお帰りください」とは?
ビジネスにおけるメールや会話での使い方や敬語の使い方を徹底した解釈で以下に詳しく説明します。
この言いまわしとは?
この言いまわしとは?
この言いまわしは、「戻る(帰る)人に対して気配りをする表現」という意です。
大きくは次の3通りのケースが考えられます。
1つ目は、来客者が自分のところ(会社など)から帰る時に相手に対して気配りを表わす表現です。
2つ目は「外出している人が会社や自宅に戻る時に相手に対して事故などに遭わないように気遣う気持ちを伝える表現があります。
3つ目は台風や地震などで危険性のある場所を通って帰宅・帰社する人を気遣う場合に使用する表現となります。
この言いまわしのビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この言いまわしのビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
このフレーズは「お気をつけて」と「お帰り」の2か所に「お~」という敬語が使われており二重敬語ではないかと一瞬思われます。
しかし、実は「お気をつけて」は丁寧語、「お帰りください」は尊敬語のため同じ敬語の種類を二度使っていないことから二重敬語にはなりません。
「お気をつけてお帰りくださいませ」「お気をつけてお帰りになってください」も同様に二重敬語にはなりません。
ただし、「お気をつけてお帰りになられてください」はより丁寧な表現のように思われますが二重敬語になりますので注意してください。
また、このフレーズを自然な言いまわしで伝える方法についてですが、このフレーズの頭に「承知しました」「かしこまりました」「わかりました」といった言葉を添えることでスムーズな言い回しに変わります。
この言いまわしの正しい敬語表現
この言いまわしの正しい敬語表現
この言いまわしは「お気をつけて」と「お帰りください」から成るフレーズです。
「お気をつけて」は動詞「気をつける」の連用形「気を付けて」に接頭辞の「お(ご)」を付けた言葉です。
この言葉は相手の動作に対して「注意を払って」という意を表わします。
また「お帰りください」の「帰り」は「自宅(会社)に戻る」という意で、動詞「帰る」の連用形「帰り」に動詞「くれ」の丁寧語「ください」を付けたフレーズです。
この言いまわしを使った例文
この言いまわしを使った例文
このフレーズを使った例文をご紹介します。
・『承知しました。
お気をつけてお帰りください』
この言いまわしの類語や言い替え
この言いまわしの類語や言い替え
このフレーズに類似した言葉や言い替えの一例を紹介します。
・『お気をつけてお帰りくださいませ』
・『お気をつけてお帰りになってください』
・『道中お気をつけてお帰りください』
まとめ
まとめ
このフレーズはこのフレーズのまま使用しても構いません。
正しい敬語表現となっています。
ただし、より丁寧な表現にするために上述した言い替えや添え言葉を活用してみましょう。