ここでは「ご祈念申し上げます」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「ご祈念申し上げます」とは?
「ご祈念申し上げます」とは?
「ご祈念申し上げます」は、「お祈り申し上げます」と使う代わりに用いる表現になります。
そちらの表現自体がビジネスにおいて挨拶文に組み込んで使うものなので、それと同様にこの表現もそのように使われます。
例えば、ビジネスでの挨拶文ではお馴染みの「貴社の益々のご発展をお祈り申し上げます」といった文章の後半の部分はこの表現に置き換えることができ、こちらの表現にした方がより丁寧になると考えていいでしょう。
ですが、定型文と言えるものに使う表現のため、それほどそんなことを気にする必要はなく、どちらを使っても相手に与える印象が変わる訳でもありません。
と言うのは、この手の挨拶文は読み飛ばしてしまうかざっとしか読まないのが通例なので、文体としておかしくなっていなければ深く考えて使う必要はありません。
「ご祈念申し上げます」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「ご祈念申し上げます」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「ご祈念申し上げます」に使われている「祈念」とは、本来神仏に対しての祈りという意味になります。
よって、この表現を使うとその神仏的な意味合いが出てしまうかと言えば、決してそういったことはなく、普通にビジネス文章に使うことができます。
口語で使われることはなく、先のように挨拶文の中でのみ用いられると考えていいでしょう。
ですが、それはビジネスシーンでの話で、それ以外でも「遭難者の方々の無事をご祈念申し上げます」などという使い方をすることもできます。
こちらの場合も「お祈り申し上げます」と言い替えることができ、そのようなシーンにおいても神仏とは関係なく使っています。
ですが、宗教や宗派などによってはこの表現は使わないこともあるため、相手のそれが分かっている時には用いない方がいい場合もあります。
しかしながら、一般的にはそこまで考えて使うべき表現でもなく、普通に「お祈り申し上げます」の言い替えとして用いて構いません。
「ご祈念申し上げます」を使った例文
「ご祈念申し上げます」を使った例文
・『貴社のこれからの益々のご発展をご祈念申し上げます』
・『一日も早く退院できますよう、ご祈念申し上げます』
「ご祈念申し上げます」の類語や言い替え
「ご祈念申し上げます」の類語や言い替え
・『心よりお祈りいたします』
こちらも同様に、「お祈り申し上げます」の置き換えになる表現です。
よって、「ご祈念申し上げます」の言い替え表現にもなり、これらはどれを使っても意味は同じで、いずれもビジネスシーンでよく見掛ける表現同士です。
まとめ
まとめ
「ご祈念申し上げます」は、そのように祈っているという表現です。
ビジネスでは定型表現になるため、これを使った定型文を作って使うことになり、それ以外の使い方でも意味が変わることはありません。