「今までの経験を生かして」とは？ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

ここでは「今までの経験を生かして」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。

「今までの経験を生かして」とは?

「今までの経験を生かして」は、これまでに経験したことを活用したいという思いから使う表現になります。

よって、文章で用いる時にはこの「生かして」は「活かして」とするのがよく、そちらで使われることがほとんどです。

「生かして」のままでも間違いとは言えないながら、あまり一般的な使い方ではないため、できれば「活かして」とするのがいいでしょう。

このように使った人が実際に経験した内容次第になる表現のため、どこまでそれが活用できるかはまちまちながら、その経験が役に立つと考えて使う表現なので、このように用いた時にはそれなりにその自信がある場合になります。

例えば、転職時に以前と同じ業種に就いたような時にはちょうど向いている表現です。

「今までの経験を生かして」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

この「今までの経験を生かして」は、この前にどのような経験なのかをつけて使うことが多いです。

例えば、「いくつかの言語での開発経験があります。

その今までの経験を生かして、今度の開発も頑張ろうと思います」といったような使い方がそれで、このように使うことでどのような経験があり、それがこれから行うことに活かせるかを伝えることができます。

口語、文章のどちらでも用いられる表現で、今後その経験が活用できると考えて使うものですが、自分のことではなく、「○○さんが今までの経験を生かして頑張ってくれるそうです」などという使い方をすることもでき、この場合もその人がこれから役に立つであろう経験をしたことがある(そうだと知っている)からこそ用いています。

「今までの経験を生かして」を使った例文

・『これまで営業に携わってきた経験を生かして、顧客の獲得に努めようと思います』
・『畑は違いますが、うまく今までの経験を生かして行っていければと考えています』

「今までの経験を生かして」の類語や言い替え

・『これを教訓として活かして』
少し意味と使い方が異なり、こちらは直近の何かの経験をこれからに活かしたいと考えて使う表現になります。

それを教訓としたいとしていることから、主にうまくいかなかったことがそれになり、同じような失敗はしない、今度はうまくできると考えて用いることになる表現です。

まとめ

「今までの経験を生かして」は、それまで経験したことが役に立つと考えて使う表現です。

例え畑違いのことであっても、それが何かの役に立つかも知れないと思えば用いて構わず、その自信があってこそ使うことができる表現になります。