ここでは「前部署」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「前部署」とは?
「前部署」とは?
「前部署」は、直近に所属していた部署という意味で使われる言葉です。
基本的に以前に所属していたことがある部署という意味ではなく、1つ前に居た部署を指して用います。
例えば、以前に営業部から総務部に異動し、今はその次の開発部に所属しているといった場合にこの「前部署」と使うと、総務部がその対象になります。
「前部署では社用での外出はぼとんどありませんでしたが、今の部署では週に一度はそれがあります」のような使い方をすることができ、口語、文章を問わず、ビジネスシーンの色々な場面でこの意味に沿って活用されています。
直近以外に所属していた部署として使いたい場合には、「以前に所属していた部署」、「所属していたことがある部署」などと表現する必要があり、この「前部署」の使い方としてはあまり適していません。
「前部署」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「前部署」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「前部署」と使われる一番多いシチュエーションは、新しい部署に移った時の挨拶です。
その時には「前部署で学んだ経験を活かし、少しでも早く戦力になれるよう努力していく所存です」のような用い方になり、1つ前に所属していた部署での経験をうまく活かしていきますといったように使っています。
そのような使い方以外に、部署の異動後に普通に「前部署は○○部でした」などと使うことも多く、意味さえ間違えなけばどんな用い方をしても構いません。
ですが、何かと「前部署」との比較になる使い方をするのは少し考えものです。
それは、そちらよりここがよくなったと使えば「前部署」に対して失礼になることがあり、逆にそちらの方がここがよかったなどとすると、今の部署で少なくともそれについてはいい印象をもっていないことになってしまうからです。
「前部署」を使った例文
「前部署」を使った例文
・『前部署では3年間ほど顧客対応の業務を行っていました』
・『前部署で数日に渡る出張が当たり前だったので、宿泊を伴うそれにはもう慣れたものです』
「前部署」の類語や言い替え
「前部署」の類語や言い替え
・『前所属』
「前所属の部署では~」とすることで、「前部署」と同じ意味で使うことができます。
こちらの場合、ビジネスシーンの部署以外での所属という意味でも用いることができ、「前所属のサークルでは~」といったような使い方をすることもできます。
まとめ
まとめ
「前部署」は、1つ前に所属していた部署という意味になる言葉です。
それ以前に所属していた部署を指す使い方もできなくもありませんが、紛らわしくなってしまうため、その時には「以前に所属していた○○部では~」のように分かりやすい表現に変えて用いるのが一般的です。