「今日この頃」とは?
ビジネスにおけるメールや会話での使い方や例文を徹底した解釈で以下に詳しく説明します。
「今日この頃」とは?
「今日この頃」とは?
このフレーズは「近頃」「最近」「昨今」の意で「比較的現在に近い時期」を表わし、読みは「きょうこのごろ」、漢字で表わすと「今日此頃」となります。
「少し前から現在まで」というニュアンスですが、具体的にどれくらい前からかという数字的定義はありません。
一般的には「思い出せる範囲まで」という表現で定義されることが多く、今日から数日前~1ヶ月前くらいを指すことが多いようです。
「今日この頃」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「今日この頃」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
このフレーズは日常会話ではほとんど使われません。
主にビジネスやニュースにおけるスピーチや文章といった公式な場面での使用が多い言葉です。
また、このフレーズにはどれくらい前から現在までを指すかといった定義がなく、その時々の使われる内容によって変わるということも考慮する必要があります。
たとえば、「慌ただしい毎日を送る今日この頃」という場合は1ヶ月程度の印象となりますが、「目まぐるしく変化する世界情勢の今日この頃」という場合は変化する内容によってはここ数年を指す場合もあるという印象を受けます。
なお、このフレーズは挨拶文などによく使用されますが、一般文書でも使用されるケースがあります。
ただし、使い方を誤ると意味が通じなくなる恐れがあります。
このフレーズはあくまで「最近」を意味するため、過去や未来のことには使えません。
「今日この頃」を使った例文
「今日この頃」を使った例文
このフレーズは現在まで続いている事柄について表わし、具体的には「~と感じる今日この頃」や「~だと思う今日この頃」「~などと言われて久しい今日この頃」といった表現で使用されます。
具体的な例文を以下に紹介します。
・『窓から差し込む日差しが厳しいと感じる今日この頃』
・『地球温暖化などと叫ばれて久しい今日この頃』
「今日この頃」の類語や言い替え
「今日この頃」の類語や言い替え
このフレーズに類似した言葉や言い替えの一例を紹介します。
・『近頃』【ちかごろ】
・『最近』【さいきん】
・『昨今』【さっこん】
・『今どき』【いまどき】
・『当節』【とうせつ】
・『当世』【とうせい】
・『此節』【このせつ】
「近頃」「最近」は「少し前から今現在までのこと」の意です。
「昨今」は「現在に近い過去から現在までを含め漠然とした期間のこと」の意、「今どき」は「今の時世」の意、「当節」は「今の時節」の意、「当世」は「今の世の中」の意、「此節」は「この頃、最近」の意です。
なお、「今日この頃」の言い替えは「昨今」が挙げられます。
また口頭で使用する場合は、「近頃」「最近」も言い替えができます。
まとめ
まとめ
このフレーズは、「現在」から「近い過去から今に至るまでの期間」を表わす場合に用います。
自分の近況を表現して伝える場合に便利なフレーズですが、ビジネスでも使用できますので、利用してみるとよいでしょう。