「尽力いたします」とは？ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

この記事では、ビジネスシーンでよく使われるフレーズの「尽力いたします」について、その意味や使い方等を徹底解説します。

「尽力いたします」とは?

「尽力いたします」における「尽力」の読みは「じんりょく」で、「目的を実現するために力を尽くすこと、力を出し切ること」を意味する言葉です。

「尽力」の熟語の「尽」の漢字の音読みは「ジン」で、訓読みは「つ(く す)・つ(きる)・すが(れる)・ことごと(く)」で、「尽(つ)くす」の意味には「ことごと(く)」との意味もあり、「力を尽くす」とは「力をことごとく出す、出し切る」とも言い換えることが出来、「尽力」は先の意味となるのです。

また、「いたします」は助動詞の「～する」の謙譲語の「いたす」に丁寧語の「ます」が付けられて言葉です。

従って、「尽力いたします」は「目的を実現するために力を尽くす、力を出し切る」との意味の敬語表現となります。

「尽力いたします」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

この「尽力いたします」のフレーズは、自分や自分達が、これから取り組んだり向かうことに対して、抱負や意気込みを述べる際に使われるフレーズです。

口頭でも手紙やメールの書き言葉でも使われますが、口頭で使う場合は、比較的あらたまった場面で使われると言えます。

ビジネスシーンでは、具体的には、人事異動での挨拶や、開店や事業開始やイベント開催や記念式典などの挨拶や、就職や転職の際の履歴書での意思表明等でしばしば使われます。

この「尽力」を使って、「尽力いたします」と同様の意味を表現する際に、「尽力をつくします」とのフレーズが使われることがあります。

これは漢字表記すれば「尽力を尽くします」となり、いわゆる「頭痛が痛い」と同じ表現の間違いとなるので、注意が必要です。

「尽力いたします」を使った例文

・『これまでの経験を活かして、新たな職場でも尽力いたします』
・『おかげさまで創業10周年を迎えることが出来ました。今後もお客様のご要望に応えるべく尽力いたします』
・『ご期待に添えるよう、尽力いたします』

「尽力いたします」の類語や言い換え

「尽力」の類語としては「精進」や「努力」が挙げられ、「精進いたします」や「努力いたします」と言い換えることが出来ます。

また、これらの言い換えよりも弱い表現になりますが、「頑張ります」と言い換えることも可能です。

まとめ

「尽力いたします」は、「目的を実現するために力を尽くす、力を出し切る」との意味の敬語表現です。

ビジネスシーンでは、このフレーズは人事異動での挨拶や、開店や事業開始やイベント開催や記念式典などの挨拶や、就職や転職の際の履歴書での意思表明等でしばしば使われます。