「餃子靴」とは？意味や言葉の使い方、概要(元ネタ)など

この記事では、スラング用語の「餃子靴」【ぎょうざぐつ】の意味や使い方、例文を分かりやすく説明していきます。

「餃子靴」とは?意味

安い価格の革靴で、紐が付いていない状態であるものを「餃子靴」【ぎょうざぐつ】と呼びます。

餃子と表す理由には、靴の甲が、餃子の皮をつなげるときの模様に似ているギャザーがあるところです。

足を滑り込ませて履けるのが忙しい人にとても最適な靴であり、形状によって足が固定されるのも歩きやすいところになります。

若い人よりも、中年の男性に選ばれている靴で、紐をいちいち解いたり、結ぶことがないところが指示されていて、座ったり、屈む必要もないのが魅力的です。

「餃子靴」の概要

中年男性を虜にする「餃子靴」は、安いのに軽くて履きやすく、機能性が高くていいと選ぶ人が増えています。

その反面、見た目が少し時代遅れであったり、安くて作りも雑な感じがするため若い女性から見るとダサい靴として見られてしまうところが大衆向けの食べ物である「餃子靴」と同じと軽蔑されてしまうところなのです。

この言葉の語源としては、中華料理の餃子で、皮に具を入れた後にシャーリングして繋ぎ合わせるところに靴のギャザーがそっくりであるところからこのように呼ばれる由縁になります。

「餃子靴」を選ぶ男性はサラリーマンではなく、教授や講師、自営業の人、外出するときに選ばれることが多いわけです。

「餃子靴」の使い方や使われ方

遠くから見るとローファーに似ている形状ですが、「餃子靴」は見た目が少しシンプルな作りであるためお洒落さに欠ける靴になってしまいます。

履いているおじさんを見かけたら「あの人はトラディショナル餃子靴を履いている」と言って人と話を共有し、SNSで楽しむわけです。

「餃子靴」を履いている人が「20年ぐらい前に履いていた餃子靴が懐かしい」と伝えて、履きやすさと魅力を伝えることもあります。

履いている本人はどうしてそのような呼び方をするのかまったく分からないので検索してみれば、その意味が理解できたことを掲示板やSNSで伝えるわけです。

主に、男性が興味を示す「餃子靴」は、見た目がダサくても販売してから何十年と指示される理由に「履きやすくて脱ぎやすいから餃子靴が好き」と言って選ぶ人もいます。

この言葉の類義語には、ヘラも不要、屈まずにさっと履けて、脱ぐことができるスッポリンがあり、こちらは雨に濡れても大丈夫なところが庭やプールサイドでも使える靴として人気を集めました。

「餃子靴」を使った例文(使用例)

・『娘が就職したとき、父親への贈り物に選んだのが餃子靴で、6年経った今でも愛用している』
就職してお金を稼いだ娘が親のために選んだ贈り物が「餃子靴」であり、嬉しさをいまだ忘れないよう大事に履いています。

・『いくら履きやすいからといっても、安い餃子靴を息子の結婚式には選ばないでほしい』
安い靴であっても、さすがにデザインと質感がフォーマルの場所には合わないと思うとき注意します。

・『安い餃子靴でも靴屋で定期的にメンテナンスしてもらうことで長年履ける』
数千円の安い靴であっても、大事にすれば長年履けるようになるわけです。

まとめ

靴紐はなく、独特な形状であるため若い子からすればどうしてそのような靴を履くのか疑問に感じることはありますが、いがいと履きやすく、足に馴染んでくる靴でもあり、何十年と男性に指示される革靴であるのが「餃子靴」であるわけです。

中年男性への贈り物として選んでみれば、笑顔が見られるかもしれません。