この記事では、「ヘタレ」の意味を分かりやすく説明していきます。
説明しにくい言葉を、覚えていきましょう。
「ヘタレ」とは?意味
「ヘタレ」とは?意味
ヘタレとは、弱虫のこと。
びっくりするくらい臆病で、意気地のない人をいいます。
度胸がなくて、肝が据わってないこと。
情けなくて、頼りがいのない人がヘタレです。
ヘタレは「屁垂れ」と書きます。
あまり良い表現ではありませんが、口からおならを漏らすように、弱音ばかり吐いている人を「屁垂れ」と呼んでいました。
いつでも他人任せで、責任から逃げている男子をいいます。
自分を持っていなくて、すぐに責任を押し付けてくる人がヘタレです。
「ヘタレ」の概要
「ヘタレ」の概要
ヘタレはもともと、お笑い業界で使われていた言葉です。
昭和時代に売り出してばかりの、かけだし芸人をヘタレといっていました。
もともとはテレビの楽屋の中など、一部の業界関係者だけがつかっている用語でした。
その後テレビを通じて、お茶の間にも広く知れ渡るようになりました。
一方でヘタレは、落語の世界でもつかわれています。
落語でヘタレというと、落語家としての経験はあるものの、いまだに鳴かず飛ばずの人をいいます。
大ベテランにも関わらず、お客さんのウケが今ひとつな噺家さんが「ヘタレ」です。
現代でヘタレというと半人前というよりは、肝の据わっていない小心者をあらわします。
根性のない、弱々しい男性をさします。
「ヘタレ」の言葉の使い方や使われ方
「ヘタレ」の言葉の使い方や使われ方
ヘタレはこのように使われています。
・『あの政治家は、意外にヘタレだよね。行動が伴わないから』
・『いつもマウントを取る課長は、ヘタレだと囁かれている』
・『お付き合いした彼が、見事なヘタレ男子でした』
ヘタレとは臆病な、意気地なしをいいます。
批判めいたコメントで使われやすく、実行力のない政治家や上司を皮肉るときに用います。
またこうした男性は、ヘタレ男子です。
言われて気分の良い言葉ではないので、あくまで本人のいない場で使うのがおすすめです。
「ヘタレ」の類語や言いかえ
「ヘタレ」の類語や言いかえ
ヘタレの関連語に、次の言葉もあります。
・ヘタレキャラ
・ヘタレ彼氏
・ヘタレ男子
・豆腐系男子
ヘタレキャラとは、アニメ界で使われる言葉です。
主人公でありながら、臆病者のキャラ設定をいいます。
ドラえもんの「のび太」が、その代表格です。
そしてヘタレ彼氏とは、優柔不断で頼りがいのない彼氏をいいます。
そしてヘタレ男子はまだ付き合っていないけれども、ヘタレの要素がある男性をいいます。
悪い面ばかりのヘタレですが、豆腐系男子と言い換えると、モテのひとつに。
見た目はお豆腐のように柔らかく、ごり押ししないソフトな男性をいいます。
まとめ
まとめ
ヘタレの意味と使い方を改めて学びました。
ヘタレとは、お笑いや落語で使われていた業界言葉です。
半人前をあらわすことから、弱々しい気質の男性をヘタレと呼ぶようになりました。
人間模様を眺めるときに、使ってみてください。