「不慣れな点もあるかと思いますが」とは？ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

ここでは「不慣れな点もあるかと思いますが」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。

「不慣れな点もあるかと思いますが」とは?

「不慣れな点もあるかと思いますが」は、慣れていないのでうまくいかないかも知れないという意味で使われる表現です。

ビジネスシーンでも使われていますが、業務内容に対してこのように使うのはいかにも頼りのない発言になってしまうため、主に何かの役を命じられた際に用いられています。

例えば、他社も参加する会議が行われるのでその進行役をやって欲しいと頼まれたような時に、「何分不慣れな点もあるかと思いますが、しっかりとやらせていただきます」などと用いられます。

基本的にはそれを任される、担当するのが初めて、もしくはまだそれほど慣れていないという場合に使う表現のため、主にそのようなシチュエーションで口語、文章を問わず用いられています。

「不慣れな点もあるかと思いますが」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

この「不慣れな点もあるかと思いますが」は、それが初めてだという場合によく用いられると書きましたが、それをそのまま「初めてのことなので」などとこの前につけて使うことができます。

この表現は、そういうことなのでうまくいかないかも知れないと自ら伝えるために使いますが、それがいわゆる免罪符になると考えて用いるものです。

実際にはそうとはならないとしても、ワンクッションとしてこの表現を使うことで、少なくとも慣れてはいないというアピールになります。

特にこのようには使わずにそのまま命じられた内容を受けてしまうと、初めてではないのか、慣れているのかと思われるかも知れないため、本当に初めてのことだ、まだ慣れていないという時には使っておいた方が何かと無難です。

「不慣れな点もあるかと思いますが」を使った例文

・『色々と不慣れな点もあるかと思いますが、どうぞよろしくお願いいたします』
・『初めてのことで不慣れな点もあるかと思いますが、精一杯担当させていただきます』

「不慣れな点もあるかと思いますが」の類語や言い替え

・『至らない点もあるかと思いますが』
ほとんど同じ意味で使われる表現で、ビジネスシーンではこちらの方が向いています。

やはり、業務内容そのものに使うと頼りなさが露呈してしまうため、それ以外の内容に対して使われることが多いです。

まとめ

「不慣れな点もあるかと思いますが」は、任される内容が初めてだったり、慣れていない時に、免罪符になると考えて用いられる表現です。

実際にはそうとはならないことも多いですが、本当に慣れていない内容に対してはこのように使っておいて悪いことはありません。