この記事では、「定額」と「少額」の違いを分かりやすく説明していきます。
「低額」とは?
「低額」とは?
「低額」は、料金などが通常より少ないことで、比較対象があり成立します。
その上で「低額」は比較対象と比較し金額の度合いが少ないという程度を示している必要性があり、比較対象が無いと「低額」という言葉は認められないです。
「少額」とは?
「少額」とは?
「少額」は、本当にわずかなお金のことでいわば小銭などでやり取りするような金額を意味します。
ただし、注意してほしいのは、「少額」はあくまでこの金額は少ないよねという両者かどちらかの考えがあって成立するため、一万円が「少額」だと言い出せば、それを「少額」であるというケースもあり、いや、一万円は大きなお金だと言い出せば、一万円は「少額」ではなくなります。
「低額」と「少額」の違い
「低額」と「少額」の違い
「低額」と「少額」の違いは、比較対象があり、価格が低いことを言うか、比較対象ではなく、両者の感覚でそのものが金額的に見てものすごく安いかです。
「低額」は比較対象がありやすいこと、「少額」は比較対象が無く、安いことです。
「低額」の例文
「低額」の例文
・『低額な料金プラン』
この例は、他社と比較した場合、料金のプランが安いと明言しています。
「低額」は比較対象があるため、このケースでは、比較対象と比べると安いと言っています。
・『他社と比べると低額なお弁当代』
この言葉は、お弁当が他社と比較して安いと述べています。
「低額」は、比較対象があることで成立し、このケースの場合、他社のお弁当と比較しています。
「少額」の例文
「少額」の例文
・『少額な支払だった』
この例は、支払いがものすごく少ないという各々の感覚で金額が少ないという例です。
逆を言えば、支払いをする人物の感覚が高いなあという考えであれば、「少額」は成立せず「高額」という呼び名に代わります。
・『少額なレンタル代金』
この言葉は、ワンコインでレンタルできるという解釈です。
というのも、「少額」はワンコインのように小さいお金、いわば小銭のことを指すため、このケースでは、ワンコインでレンタルできることを指しています。
まとめ
まとめ
「低額」と「少額」の違いは、他者という比較対象があるかどうかで、「少額」は別に他者という比較対象の存在はどうでもよく、自分か他人がその金額を提示されて感覚的に少ないとみるか多いとみるかです。
その為、感覚的に多いのではないかと判断した場合、それは、「少額」ではなく「高額」に置き換わります。
なお、「低額」においては、比較対象と比べて安いという明確なお金に関わる目安があるため、「低額」はいわば、比較対象があれば絶対です。
その為、「低額」は必ず、比較対象を示したうえで使用すれば絶対性を示すことができ、それと比べると安いと明言できます。
逆に、「少額」は、名言ができず、たとえ比較してもそれを安いとみるか高いとみるかは個人の自由で実のところ、「少額」の方が絶対だと言い切ることはできないのです。