「有酸素運動」と「無酸素運動」の違いとは?分かりやすく解釈

健康にいいとい言われる運動ですが、大別すると2つのカテゴリーに分けることができます。

今回はこの2つの大きなカテゴリーについてご紹介致します。

この記事では「有酸素運動」「無酸素運動」の違いを分かりやすく説明していきます。

「有酸素運動」とは

「有酸素運動」とは

これは『体にある糖質や脂肪を酸素でエネルギーに変換しながら行う運動』です。

もう少し厳密に説明をすると『動く時に発生する筋肉内の乳酸と呼ばれる物質を酸素で分解する運動の為、長時間運動をすることができる』ものです。

『酸素』と『長時間』がポイントになっており、平たく言ってしまうと、『息を止めずに30分程度継続して運動できるもの』が『有酸素運動』になります。

英語では『Acerbic excise』と呼びます。

ここからもイメージできる通り、エアロビクスやジョギングなどの呼吸を継続しながら行う運動が該当するのが『有酸素運動』です。

これらは長時間行うからこう呼ばれるわけではなく、酸素を取り込むことで疲労物質である『乳酸』を分解できるから結果として長時間運動ができることになります。

酸素を取り込んで運動を行い、心肺に負荷をかけることになる為、体がこれらの機能や酸素を取り込もうとする仕組みを向上させることが分かっています。

スポーツ選手や格闘技の選手がスタミナ向上の為にジョギングやランニングを行うのはこれが目的です。

しかしながら、酸素の取り込み過ぎは活性酸素とよばれる細胞を傷つけて老化を促進させてしまう物質を作り出してしまう為、やりすぎには注意が必要です。

「無酸素運動」とは

「無酸素運動」とは

これは『筋肉にあるグリコーゲンやアデノシン三リン酸(ATP)をエネルギーに変換しながら行う運動』です。

この運動は『脂肪や糖質をつかうことなく、ATPや筋グリコーゲンを大きなエネルギーに変換させる』ものです。

大きなエネルギーを作り出すこの運動は脂肪や糖質よりもその比率は高い代わりに持続時間はほとんどありません。

人間の体の構造的にはせいぜい数十秒が限界であり、そのためこの運動を行うと体が筋肉のエネルギーを溜めさせる為に筋肉が付くようになります。

英語では『Anaerobic exercise』(アネロビクス)と呼びます。

こちらはあまり馴染みがありませんが、短距離走や筋肉トレーニングなどを思い浮かべるとなぜ『無酸素運動』と呼ばれるのかイメージが付くのではないでしょうか。

これらの運動中は正に呼吸をせず『無酸素』で行います。

筋肉がもつエネルギーを爆発させて使う為、その反動として持続性はほとんどありません。

しかしながら、息をしないので『無酸素運動』と呼ばれているのではなく、その運動を行う為に生み出すエネルギーが甚大な為、結果として酸素を使うことが出来ないからこう呼ばれています。

「有酸素運動」と「無酸素運動」の違い

「有酸素運動」と「無酸素運動」の違い

この二つは『脂肪や糖質を分解してエネルギーにする持続可能な強度の運動』でと『ATPや筋グリコーゲンを分解して行う強度は高いが短時間しかできない運動』という違いではっきりと分けることが出来ます。

スポーツではどちらかしか使わないという競技はほとんどなく、例えばバスケットなどは有酸素の走り続けるスタミナを必要とする運動と無酸素のシュートやドリブルなど爆発的な運動のミックスであることが多いです。

どちらも大切ですので競技や体の健康状態に合わせてバランスよく行うことが大切です。

まとめ

まとめ

如何でしたでしょうか。

運動の大きなカテゴリー別であるのが『有酸素運動』と『無酸素運動』でした。

適度な運動は健康にはいいですが、やり過ぎると老化を促進させたりケガに繋がるのは医学的にも証明されています。

是非楽しみながら無理のない範囲で行ってください。

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