「ご覧いただけましたでしょうか」とは？ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

この記事では「ご覧いただけましたでしょうか」について解説をします。

「ご覧いただけましたでしょうか」とは?意味

見てくれましたか、という意味です。

「ご覧」は「見ること」の尊敬語になります。

見るのは聞き手です。

「いただけ」は「いただく」のことで、「もらう」の謙譲語です。

「もらう」には、頼んで手に入れる、依頼してある行為をさせる、他人の行為によって自分が利益を受けるという意味があります。

「でしょうか」は「だろうか」の丁寧な表現です。

「ご覧いただけましたでしょうか」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

この言葉は、あるものを聞き手が見たかを尋ねる際に用います。

たとえば、企業のPRをするための動画を作成したとします。

この動画の内容で問題がないかを上司に見てもらうことにしました。

「見てください」と以前にお願いをしています。

それからしばらく時間が経ったので、そろそろ見てくれただろうと思われます。

問題がなかったかを確認したいのと、どのような感想を持ったのか聞きたいので、尋ねてみることにしました。

このような場面で使用をする言葉です。

「見てください」という意味ではないので、あるものを見て欲しいときには使用しません。

見て欲しいときには「ご覧ください」「お目通しください」などの言葉を使用します。

何を見て欲しいのかによって表現を変えます。

資料を見て欲しいときは「お目通し」「ご確認」が使われます。

映像や風景などを見て欲しいときは「ご覧」が使われることが少なくありません。

「いただけました～」の部分は、「なりました～」よりも丁寧な表現です。

「ご覧いただけましたでしょうか」を使った例文

・『先日お渡しした資料はご覧いただけましたでしょうか』

「ご覧いただけましたでしょうか」の返答や返信

あるものを見たかを問われているので、見たか、見ていないかを答えます。

相手は見たものへの感想を求めているはずなので、見ているならばそのものへの感想などを述べます。

たとえば資料の場合ならば、資料の内容に誤りがないか、わかりやすい内容であったかなどを確認し、それらがどうであったかを伝えます。

まだ見ていない場合は、正直にそう伝えましょう。

見る必要があるものなら、見ておかなければなりません。

できるだけ近いうちに見るようにしましょう。

そして、見た内容への感想などを相手に伝えます。

まとめ

この言葉は、あるものを見たか尋ねるものです。

何を見るのかによって他の表現にもできるので、そのときそのときにあった言葉を使ってみてください。

いろいろと言葉を知っていると、ふさわしい言葉を選べるようになります。