ここでは「ご覧になってください」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「ご覧になってください」とは?
「ご覧になってください」とは?
「ご覧になってください」は、何かを見てもらいたいと思って使う表現になります。
「どうぞご覧になってください」のような使い方になり、それを見てくださいという意味で使われます。
その対象になるものは多岐にわたり、ビジネスシーンでは何かの資料をメールで送った時にそれに対して本文中でこのように使ったり、プレゼンの場で映し出したスクリーンに対してこのように用いてそれを見て欲しいといったような使われ方が多く見られます。
それを見て欲しいというだけの意味なので、プライベートでも何かを指して「これをご覧になってください」などと用いることができ、丁寧な表現になるため、主に目上の人に対して使います。
景色や建造物もその対象になるため、「右側に見える建物をご覧になってください」といったような使い方をしても構いません。
「ご覧になってください」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「ご覧になってください」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「ご覧になってください」は、それを見て欲しいと思って使う表現なので、用いる際にはその対象となるものがないといけません。
前述のように、資料やスクリーンから景色などまで、様々なものを対象にして使うことができ、目上の人にそうしてくださいとお願いする時に向いています。
この表現では堅いと思った時には、「ご覧ください」としても構わず、その方が幾分やわらかくなりますが、この形でも誰に対しても失礼になることなく用いることができます。
もっと崩して使うならそのまま「見てください」とすればよく、その表現を堅く、丁寧にして、誰に対して使っても問題のないようにしたものが、この「ご覧になってください」だと考えてください。
「ご覧になってください」を使った例文
「ご覧になってください」を使った例文
・『まずはお手元にございます資料をご覧になってください』
・『そちらまで行かれるのでしたら、是非○○山をご覧になってください』
「ご覧になってください」の類語や言い替え
「ご覧になってください」の類語や言い替え
・『ご閲覧になってください』
こちらの表現も「ご閲覧ください」としてもよく、どちらの形も目上の人に対して何かを見てくださいという意味で用いられます。
ですが、読むことができる文章を対象にして使う表現になるので、スクリーンや景色をそれとして使うことはできません。
近年ではWebサイトを対象にすることも多く、「そちらのページをご閲覧になってください」のように使われることも多くなっています。
まとめ
まとめ
「ご覧になってください」は、見てくださいと丁寧にお願いするための表現です。
色々なものを対象にして使うことができるので、ビジネスシーンだけでなく、プライベートでも目上の人を相手に失礼になってしまうことなく、そのようなお願いをするために使われます。