「許可をいただく」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

「許可をいただく」とは?

ビジネスにおけるメールや会話での使い方や敬語の使い方を徹底した解釈で以下に詳しく説明します。

「許可をいただく」とは?

「許可をいただく」とは?

このフレーズの「許可」とは「相手の行動を許すこと」の意味です。

これには「相手の願いを聞き入れる」という意と、「禁止していることを条件付きで認める」という意の両方とも含みます。

「いただく」「もらう」の謙譲語です。

「もらう」は動詞と補助動詞の2つの使い方があり、動詞として使う場合は「手に入れる」ことを意味し、漢字で表記すると「貰う」となります。

一方、補助動詞として使う場合は動詞の連用形に付く形で「他人に依頼して何かをさせる」あるいは「他人の行為によって自分が利益を受ける」といった意味です。

この場合はひらがな表記となります。

たとえば「お客様に来ていただく」といったように使います。

「許可をいただく」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

「許可をいただく」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

例えば何かイベントなどを開催するのに使用したい場所が市役所の管轄であり、その場所周辺はA自治会が関係するエリアだったとします。

この場合、市役所に場所の使用の許可を、A自治会にイベント開催の許可をいただくよう申し入れする必要があることを上司に伝える時にこのフレーズを使います。

「許可をいただく」の正しい敬語表現

「許可をいただく」の正しい敬語表現

「いただく」「もらう」の謙譲語表現のため、「許可をもらう」の謙譲語として「許可をいただく」は正しい敬語です。

ただ「許可する」のは相手なので、相手の行為に謙譲語を使用するのはおかしいという指摘があります。

しかし、「許可をいただく」は間違った謙譲語ではありません。

「許可をいただく」とは「私が相手に許可してもらう」という意味ですので、「~してもらう」の主語は自分になり、自分をへりくだって目上や上司を立てる謙譲語の使用は問題ありません。

「許可をいただく」を使った例文

「許可をいただく」を使った例文

このフレーズを使った例文をご紹介します。

例文のように、許可もらう先を記載すると非常に分かりやすい文になります。

・『社長の許可をいただく』
・『お客様から許可をいただく必要があります』

「許可をいただく」の類語や言い替え

「許可をいただく」の類語や言い替え

このフレーズに類似した言葉や言い替えの一例を紹介します。

・『許しをいただく』
・『認可をいただく』
・『ご承諾いただく』
・『ご許可のほど』
なお、さらに丁寧な表現をしたい場合は、このフレーズに「~存じます」「お願い申し上げます」「幸いです」といった言葉を付け足しましょう。

「存じます」「思います」の謙譲語、「幸いです」は丁寧語です。

まとめ

まとめ

このフレーズは相手から行動を許してもらうことを表わす「許可をもらう」の謙譲表現です。

ビジネスにおいても許可をもらう必要がある場合は使用できますので覚えておきましょう。

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