「エアヒロイン」とは?意味や言葉の使い方、概要(元ネタ)など

この記事では、「エアヒロイン」の意味や使い方、例文を分かりやすく説明していきます。

「エアヒロイン」とは?意味

「エアヒロイン」とは?意味

まるで、空気のように存在感がなく、人の記憶にも残らないような登場人物を「エアヒロイン」と呼びます。

出番が極端に少ないため名前すら覚えられないヒロインは、幽霊のような存在に感じてしまうほど影もない状態であるため後にも残りません。

ただ木の裏からそっと事の成り行きをじっと何も話さずに見ているだけであり、周囲も見ていることすら分からないといった状態のため最後まで誰も声をかけられないところが「エアヒロイン」の悲しい性です。

他にも、美少女ばかり出てくる作品であるのに、肝心のメインとなるヒロインがいないアニメを見たオタクが存在感ないキャラクターを見て「残念なエアヒロインだ」と言うわけです。

「エアヒロイン」の概要

「エアヒロイン」の概要

どこか残念なチートであるため、なかなか登場して活躍する場面が与えられないので名前すら分からないは、足手まといで邪魔な存在として扱われてしまうなど描かなくてもよかったのではないかと思うキャラクターを「エアヒロイン」と言います。

ダミーかフェイクではないかと思うほど脇役の存在であるためまったく人気はないし、作者さえもういらないと思うほど空気に溶け込んで見えなくなっている登場人物を指すわけです。

あまりにも男性のキャラクターの方にばかり活躍する作品の場合は、その存在の影に隠れてしまい、まるで背後霊のように見えてしまうことで、もはや人間扱いされない存在になってしまう場合もあります。

「エアヒロイン」の言葉の使い方や使われ方

「エアヒロイン」の言葉の使い方や使われ方

美少女アニメや少年漫画に登場する回数が少ない登場人物を見たとき「これってエアヒロインだ」と言い表し、作品に興味がある人をがっかりさせるわけです。

女性向けの作品では、数多くの男性に愛される女性の姿を第三者目線でただ羨ましそうに眺めているだけで、存在すら無視されるときは「気の毒なエアヒロインだ」と同情する意味を込めて使います。

少年漫画では、空気のように存在感がないメインヒロインが登場する作品は長期に連載されることもあり、わざと「エアヒロイン」を空気のようにして描くこともあります。

女性が好む乙女ゲームの世界では男性に頼りきっているため自分から歩み寄ることもなく、行動できない残念な存在の女性を「エアヒロインでがっかり」と言い表すわけです。

「エアヒロイン」を使った例文(使用例)

「エアヒロイン」を使った例文(使用例)

・『問題行動が多すぎるエアヒロインは、出番を少なくされてしまう』
・『台詞がまったくないエアヒロインもいて、視聴者を落ち込ませる』
・『エアヒロインになる理由も分からなくはないが、できれば活躍する機会を増やしてほしい』
問題行動ばかり見せるから出番を丸々削除されてしまうキャラクターもいれば、隅の方に描かれてしまう気の毒な登場人物もいて、ファンを悲しませるわけです。

どうしても「エアヒロイン」になってしまう理由が視聴者を納得させる正当性があれば、存在感を消されてもいいと思いますが、もう少し姿を大きく描いたり、声だけでも聞かせてほしいと思うでしょう。

まとめ

まとめ

中には顔だけ描かれ、目はまるで犯罪者のように黒く塗られて主人公の後ろをただ浮かんでいるだけで終わる「エアヒロイン」もいるなど、見る人を動揺させます。

しかし、空気のような魅力を表しつつ、主人公の脇役としていい味を出すこともあり、その場の空気を和やかにすることもあるのです。

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