「チキる(ちきる)」とは?意味や言葉の使い方、概要(元ネタ)など

この記事では、スラング用語の「チキる」(ちきる)の意味や使い方、例文を分かりやすく説明していきます。

「チキる」とは?意味

「チキる」とは?意味

臆病者に対して使われる「チキン」「る」を付けて「チキる」と表現し、怯えて足がすくむほど怖がりな人を指す言葉として使われています。

弱気な性格でいつも逃げ腰な人のそのさまは、実に格好悪く感じられるものであり、見ている方が苛立つ気持ちになるほどダサくて見ていられないと思うときに使う言葉です。

やるべきことを怖がってできない、いざとなると怖気づいて前に進めないなど肝心なときにできない人のさまを「チキる」と言い表し、いかに酷い有り様か笑います。

「チキる」の概要

「チキる」の概要

元々は臆病者という意味がある「チキン野郎」「キチ」と、動詞にするための「る」を足して「チキる」と表します。

周囲の人よりもすごく怯えたり、腰を抜かしてしまうほど怖がるそのひどい有り様を笑うとき使われている言葉です。

いつまでも出来ないで迷っている人の残念な様子や、すぐに泣きそうになるほど気の弱い人の様に「チキる」とけなし、周囲は物も言えないと思う気持ちになります。

いざとなると、まるで駄目な人には容赦なく「チキるわ」と気持ちを伝えて、自分がいかに嫌っているか伝えられます。

「チキる」の使い方や使われ方

「チキる」の使い方や使われ方

主にダサいと感じるほど逃げ腰な人、やる前から無理だと決めつけてはあきらめてしまう人のその様に対して「チキるわ」と伝えるときに使います。

挑戦せずにして最初からあきらめている愚か者に対しては「チキるどころかチキンだわ」とさらにがっかりする気持ちを伝えます。

とくに、ひ弱であったり、すぐ逃げてしまう愚かな男性のその行為や様を馬鹿にするとき「あいつはチキる」とがっかりなところがみっともない人の愚かさを例えるときに使う言葉です。

自分が本当に駄目な人間だと思うときは「僕っていざとなるとチキる」と落ち込むときもあります。

「チキる」を使った例文(使用例)

「チキる」を使った例文(使用例)

・『兄はいつもチキって挑戦せずに終わらせてしまう』
挑戦しない兄は臆病者でがっかりする気持ちを表します。

・『男としてやらなければいけないと思うが、チキる俺は恐怖のあまりその場から逃げ出してしまった』
男としてのプライドを見せなければならないと思うのに、あまりの恐怖のため逃げ出してしまう自分の愚かな行動を伝えるわけです。

・『中学時代に告白しようとしたが、チキってできなかったことを今でもひどく後悔している』
やらずにして後悔する者は、何年経ってもチキるときのことを思い出して懺悔します。

だからこそ、やるべきときは挑戦しなければならなのですが、「チキる」人は大人になってもチキンなままで変わらないのです。

まとめ

まとめ

最初から逃げ腰でやってやるという挑戦する気持ちがない男性を馬鹿にする意味で使う「チキる」は、怖気づいてしまうビビるにも似た意味合いがある言葉です。

逃げ腰で男らしくない人を蔑む気持ちを込めて相手に伝えて、「もっとしっかりしな」と伝えてあげるのもいいでしょう。

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