「ご覧いただけましたか」とは？ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

ここでは「ご覧いただけましたか」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。

「ご覧いただけましたか」とは?

「ご覧いただけましたか」は、見てもらえましたかという意味で使われる表現になります。

何かをそうしてもらえたかと使いますが、「先日お送りした資料はご覧いただけましたか」のように個別に送付、配布するようなものに対して用いたり、「弊社のテレビCMをご覧いただけましたか」といったように多人数に対して公開しているものに使うなど、それが「見る」ことができるものであれば特に対象は選びません。

そうしてくれたかと訊ねているため、表現としてはその相手からその返答を待つことになりますが、特にそれを求めずに用いることもでき、そうだと分かる使い方というものがあります。

その場合、「お送りした資料はご覧いただけましたか。

その中にも記載しましたが、○○の件のついて～」などとするもので、この例ではテーマがすぐに○○に移っており、資料を見たか見ないかはあまり関係のない流れにしているため、それについての返答をする必要はありません。

「ご覧いただけましたか」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

この「ご覧いただけましたか」は、先のように特に返答を求めずに使うことができます。

そして、それよりもこの表現によって伝えたい内容があるといった用い方もまま見られ、例えば、前述の「弊社のテレビCMをご覧いただけましたか」といった使い方がそれにあたります。

この使い方では元から相手からの返答は期待しておらず、CMを流しているということを伝えたいために用いているとも考えられるからで、この表現を使われた側は、見たかと聞かれたことに返答をする必要がないことも多いのが実情です。

ただし、「会議の資料はご覧いただけましたか」とだけ使われたような場合は別で、口語、文章のどちらでもそういった本当に見たかと聞かれている使い方の場合に返答を忘れないように注意してください。

「ご覧いただけましたか」を使った例文

・『先日来週の予定をメールしましたが、ご覧いただけましたか』
・『新しくなった本社はご覧いただけましたか』

「ご覧いただけましたか」の類語や言い替え

・『ご閲覧いただけましたか』
この「ご閲覧」とすると丁寧な形になりますが、同時に返答を求めずに用いたり、別の意図をもって使うには向かなくなります。

また、主に書類や書籍などを対象に使うことになるため、ビジネスシーンで他社や目上の人にそういったものを見てもらえたかと用いることになる表現です。

まとめ

「ご覧いただけましたか」は、それを見てもらえたかという意味で用いる表現です。

その返答を求めずに使う場合も多く、その時にはそれと分かるように文章を作ることもできます。