ここでは「につきまして」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「につきまして」とは?
「につきまして」とは?
「につきまして」は、この表現の前につける事柄に関して、という意味になります。
「来週のイベントにつきまして、少し相談したいことがあるのですが」などと用いられ、この時にはそのイベントに関しての相談があると伝えている使い方です。
よって、それに関してどうなのかという話をする際に使われますが、使える対象がとても広く、「好評につきまして、完売となりました」のように用いたり、「結果につきましては、来週中にメールでご報告いたします」などとビジネスシーンで用いられる機会も多いです。
この表現の前につけたことについて何かがあれば、このような色々な使い方をすることができるため、BtoCからビジネス、プライベートに至るまで様々なシーンで見聞きする表現です。
「につきまして」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「につきまして」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「につきまして」は、それに関してという解釈で色々な用い方ができ、これを崩した形の「につき」を丁寧にした表現です。
よって、無理に丁寧にする必要がなければ、「○○につきまして」は「○○につき」と置き換えることができます。
そちらだとビジネスにはあまり適さないと思ってしまうかも知れませんが、堅い文章になる場合にはそのように用いる方が向いており、「閉店につき、半額セールを実施します」などと使っているのをBtoCで見掛けることがあります。
この表現自体は口語、文章のどちらでも問題なく使うことができますが、口語で用いられることはあまりなく、メールやどこかに貼り出す文章などで見掛けることがほとんどで、ビジネスシーンでもそのような使い方が多く見られます。
「につきまして」を使った例文
「につきまして」を使った例文
・『先週の件につきまして、お話ししたいことがございます』
・『この度の不具合につきまして、大変ご迷惑をお掛けいたしました』
「につきまして」の類語や言い替え
「につきまして」の類語や言い替え
・『に対しまして』
こちらの表現は、それについてという意味で使われます。
「につきまして」とよく似た意味になり、言い替え表現にすることができる場合も多いですが、そのように使うにはあまり適さない場合があります。
こちらの表現は、何かに関することという用い方より、それをどうするのかといった使い方の場合に向いているため、そのような意味で使いたい時に用いてください。
まとめ
まとめ
「につきまして」は、それに関して、という解釈で用いられています。
「につき」を丁寧にしたものですが、そちらの方が適している場合もあるため、常にこちらを使えばいいというものでもなく、そちらとうまく使い分けてください。