ここでは「皆様から」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「皆様から」とは?
「皆様から」とは?
「皆様から」は、何人かを対象に、その人たちからという意味になる表現です。
どんな人たちなのかをこの前につけて使うことが多く、「保護者の皆様からのご意見により~」とした時には、何人かの保護者の人たちの意見によって~と言っており、何人かの社員を対象に慰労になる何かを考案しているといった場合には、「社員の皆様の慰労を兼ねまして~」のように使うことができます。
単に「皆様からのご支援のお陰です」といったような使い方をすることもでき、この時には支援をしてくれる人たちのお陰だといった使い方になっています。
どのような使い方でも、何人かの人たちからという解釈になる表現ながら、時にはそれが極少人数だったり、誰も居ないといったこともありますが、そのような場合でもこの表現自体は問題なく使うことができます。
「皆様から」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「皆様から」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「皆様から」と使って表現される人たちは、先のように誰も居ないという場合もあるものです。
それでいてこの表現を使う場合には、そうだと分かっていることが多く、例えば、選挙の演説などで特にそういったものがなくとも、「皆様からのご声援、感謝いたします」と使うという具合で、この手の使い方をする時には、それ(この場合は声援を送ってくれる人たち)が欲しいという意味になると解釈することができます。
口語、文章のどちらでも使われており、口語で直接その場の該当する人たちに話し掛ける際や、前述の演説の例のような用い方がよく見られ、文章では集まった募金に対して「多くの皆様から募金をお預かりいたしました」などという使い方もよく見られます。
「皆様から」を使った例文
「皆様から」を使った例文
・『ご参加の皆様からは概ね好評だったとのことです』
・『皆様からいただきましたご意見を新製品のアイデアに活かしたいと思います』
「皆様から」の類語や言い替え
「皆様から」の類語や言い替え
・『諸氏方々から』
こちらも何人かの人たちからという意味になり、その人たちを敬って使われる表現になります。
よって、使い方は一緒ですが、謙って用いることになるため、「諸氏方々からご支援を賜りましたお陰で~」のような使い方が多くなります。
堅い表現にもなるため、対象になる人たちと共に用いるシチュエーションにも注意してください。
まとめ
まとめ
「皆様から」は、何人かの人たちからという意味で使われる表現です。
それがほとんど居ない場合でも遭えてこのように使う場合もあり、その時にはそういった人たちを求めているという解釈になることが多いです。