この記事では「できることがありましたら」について解説をします。
「できることがありましたら」とは?意味
「できることがありましたら」とは?意味
やれることがあるならば、といった意味です。
「できる」には、そうする能力や可能性があるという意味があります。
この言葉だけだと、誰にそれをする能力や可能性があるのかわかりません。
話し手の場合もあれば、聞き手の場合もあります。
「あり」は「ある」のことで、存在するという意味です。
「まし」は敬意を表す「ます」のことで、「たら」は仮定の意を表す語です。
「できることがありましたら」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「できることがありましたら」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、話し手が聞き手の力になりたいときに用います。
たとえば、先輩がケガをして入院をしてしまったとします。
入院をすると自由に行動ができず、何かと不便でしょう。
欲しいものがあっても自分で買いに行くことができず、困っているかもしれません。
お見舞いにやってきた後輩は、先輩の役に立ちたいと思いました。
自分にやれることがあるならば、先輩のためにやりたいと思っています。
そういったときにこの言葉を伝えます。
「たら」の後には「言ってください」という意味の言葉が続きます。
今度は、別の事柄で説明をします。
会場設営をしているところです。
設営を担当する者たちが作業を行っています。
そこに設営の担当者ではないAさんがやってきました。
本来は自分のやるべき仕事ではないのですが、手が空いているので手伝いをしたいと考えています。
しかし、何をやっていいのかわかりません。
そこで、自分ができるような事柄がないか尋ねてみることにしました。
その際にこういった言葉を伝えます。
「できることがありましたら」を使った例文
「できることがありましたら」を使った例文
・『できることがありましたら、おっしゃってください』
「できることがありましたら」の返答や返信
「できることがありましたら」の返答や返信
何かやってもらうようなことがあるならば、お願いをするとよいでしょう。
「それをやって」などあいまいな指示では、言われた方はどうしていいのかわかりません。
行って欲しい事柄がある場合は、具体的に指示を出すようにします。
たとえば、「ここにある○○を、□の場所に運んでください」などです。
何もないならば、やってもらう事柄はないと伝えます。
やる事柄を無理に作り出す必要はありません。
こちらのことを思って声をかけてくれているので、そのことにはお礼を伝えるとよいでしょう。
まとめ
まとめ
この言葉は、自分にできる事柄があるなら力になりたいときに用います。
何かをすることで、相手の役に立つかもしれません。
しかし、勝手に行動をすると迷惑がかかることもあるので、相手に尋ねてから行動した方がいい場合があります。