「価格改定につきまして」とは？ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

ここでは「価格改定につきまして」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。

「価格改定につきまして」とは？

「価格改定につきまして」は、何かの値段を変更する際に用いられる表現です。

「弊社製品の価格改定につきましてお知らせいたします」と、この後にそれについて詳しく記載する前置きになる使い方と、「この度の価格改定につきましては、原材料や輸送費などの高騰から値上げせざるを得ない状況に〜」のような値段の変更に関する説明の一部として用いる場合があり、あくまで「改定」なので、その内容が値上げだとは限りません。

ですが、実際のところは値上げに関して使われていることがほとんどです。

それなら「値上げにつきまして」とした方が分かりやすいものの、それでは風当たりが強くなってしまう懸念から、このように用いていると考えていいでしょう。

「価格改定につきまして」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

この「価格改定につきまして」は、それを行う前提、または行った後に用いられます。

つまり、前者の場合は「○月△日からの価格改定につきまして〜」といったように、その日から値段を変更するといった使い方をすることができ、実際にはそれが値上げの告知になる場合が多いです。

後者では、「先日行いました価格改定につきまして、様々なご意見をいただきました」のように、それに絡んだ何かを述べるという用い方になります。

これという難しい使い方をすることはないため、実質的には値上げに関するお知らせ、またはそれについての何かといった用い方になり、口語で使うことはまずなく、文章でそのような告知やそれについての何かの連絡といった使い方をされる表現です。

「価格改定につきまして」を使った例文

・『来月からの価格改定につきましてお知らせいたします』
・『この度の価格改定につきましては、やむを得ずに行ったものです』

「価格改定につきまして」の類語や言い替え

・『価格改定のお知らせ』
「価格改定につきまして」は、このままメールのタイトルや文章の表題として使われることがあります。

その時には、こちらの「価格改定のお知らせ」としてもよく、このように使った方がそれだと分かりやすい場合が多いです。

また、「改定」とは言いながら、実際には「値上げ」のことだという点も同様です。

まとめ

「価格改定につきまして」は、何かの値段を変更するという時に用いられます。

実際には値上げになることがほとんどで、ストレートにそのようには表現していないところがポイントですが、使われる側もそれのことだと分かっていると考えて用いてください。