夢や目標を語るときに使われる言葉として「さらなる高み」という表現があります。
この言葉は土のような意味で使われているのでしょうか。
今回は、「さらなる高み」の意味と類語について解説します。
「さらなる高み」とは?意味
「さらなる高み」とは?意味
「さらなる高み」とは、「現状よりもさらに高いところ」という意味で使われる言葉です。
「さらなる高み」の概要
「さらなる高み」の概要
本来の「さらなる高み」は「物理的に現状よりも高い位置」を指します。
今いる場所よりもさらに高いところ、つまり今回登った山よりも標高の高い山や今住んでいるマンションよりも高層のマンションなどを指しています。
もともとは物理的な高さを意味する「さらなる高み」ですが、そこから転じた「目指すべき目標としての高さ」という意味で使われるのが一般的です。
人は今よりもより良い状況、より上の結果を目標に設定し努力を重ねます。
順位を上げたりタイムを縮めたり出世したりと現状に満足せず精進することを「上を目指す」といいますが「さらなる高み」とは「努力の結果としてたどり着いた高い位置よりもさらに高いところ」を表す言葉です。
具体的には「銀メダルに満足せず金メダルを目指す」「係長になったので次は課長に慣れるように仕事を頑張る」「日本記録を更新したので次は世界記録を目標にする」といったように「ある程度の高みに至ったものが目指すそこよりも高いところ」を「さらなる高み」と表現します。
「さらなる高み」は言葉の前提として「現状である程度高みにいる」人のみが使います。
「さらなる」というのは「今回よりもさらに」という意味なので現在高い位置にいない人が「さらなる高み」という表現を使うのは不適切です。
良い結果の上に良い結果を積み重ねるのが「さらなる高み」であり何の結果も出せていない低い位置に甘んじている人が目指すのは単なる「高み」です。
「さらなる高み」の言葉の使い方や使われ方
「さらなる高み」の言葉の使い方や使われ方
・『さらなる高みを目指してトレーニングメニューをさらにハードな内容に変える』
・『地区優勝に満足せず全国優勝というさらなる高みを新たな目標にする』
・『さらなる高みを目指す向上心は大切だが無理をすればすべて台無しになってしまうので冷静な判断が求められる』
・『素晴らしい成果を上げたがさらなる高みを目指しすでに次の準備を始めている』
「さらなる高み」の類語や言いかえ
「さらなる高み」の類語や言いかえ
・まだ見ぬ世界
「まだ見たことも経験したこともない領域」を意味する言葉です。
努力しなければたどり着けない結果や現状よりも上の成果など「さらにハイレベルでまだ足を踏み入れたことがない世界」を意味する言葉です。
「さらなる高み」と同様に今はまだ到達できていない素晴らしい結果を指します。
まとめ
まとめ
「さらなる高み」という言葉はある程度の成果をあげ人と比べて高みにいる人が用いる表現です。
飽くなき向上心や失わない挑戦心など高みにあるだけでは満足しない心理を表現する言葉であり前向きで意欲的な意味合いを含みます。
常に努力を忘れず自分を高める人にふさわしい言葉なので正しい意味を知っておきましょう。