「ジト目」とは?意味や言葉の使い方、概要(元ネタ)など

マンガやライトノベルでよく使われる表現として「ジト目」があります。

この言葉は具体的にどのような状態を表しているのでしょうか。

今回は、「ジト目」の意味と類似表現について解説します。

「ジト目」とは?意味

「ジト目」とは?意味

「ジト目」とは、「半眼でじっとりとねめつけるような目つき」を意味する言葉です。

「ジト目」の概要

「ジト目」の概要

人に対して軽蔑したり不信感を抱いたりしたとき疑わしい気持ちを込めた視線を向けますが、そのような「いぶかしげな気持ちを込めた半眼で探るような目つき」「ジト目」といいます。

「ジト目」「じっとりとした目つき」に由来する表現です。

カラリとスッキリしておらず湿り気が抜け切れないような手触りのことを「じっとり」といいます。

そのような湿り気のある状態はしつこく不快であることから「まとわりつき絡みつくような態度」のことも「じっとり」と表現します。

全体的なタイトではなく目線や目つきなどに限定した「じっとり」「ジト目」です。

一般的には「半眼でにらみつけるさま」を指します。

マンガやアニメではデフォルメされた強調表現として用いられることが多いのですが、現実的にも半眼でにらつけ不快感や不信感を示すケースはよく見られます。

ネガティブな感情が込められていますがはっきりと意思を示しているのではなく抑えきれない不快感が表に出てしまっている様子が「ジト目」です。

創作の世界では当たり前に登場する「ジト目」ですが現実的な態度としては好まれるものではなくあからさまにやると相手に対して失礼にあたります。

不快感や不信感から思わず態度に現れてしまうことはあっても相手に見せつけるように「ジト目」をすると挑発行為と取られかねません。

やむにやまれずしてしまう「ジト目」は仕方がないとしても露骨な態度として見せつけるのは控えるのが懸命です。

外見的な様子ではなく「不快感」「不信感」をあらわす言葉として用いられることもあります。

「ジト目で見られる」とのは実際に半眼で見られていることではなく「不快感や不信感を持たれている」ことを意味します。

「ジト目」の言葉の使い方や使われ方

「ジト目」の言葉の使い方や使われ方

・『ヒロインが主人公をジト目でにらみつける』
・『持ち上げられていい気になっているが周囲の人達からはジト目で見られていることに気がついていない』
・『仲間からはジト目で見られているが気にせず行動する』
・『背中に向けられるジト目がきになって集中できない』

「ジト目」の類語や言いかえ

「ジト目」の類語や言いかえ

・チベットスナギツネの目
「細く狭めたうろんな目つき」を意味する言葉です。

チベットスナギツネは哺乳綱ネコ目イヌ科キツネ属に属する動物です。

とても細い目が特徴で何かを疑い不審に思わせるような目つきをしていることから「ジト目」の比喩表現として用いられます。

チベットスナギツネ自身が不快感や不信感を抱いているわけではなくあくまでも見た目が「ジト目」に見えるというだけです。

まとめ

まとめ

「ジト目」はもともとマンガ表現を指す専門用語でしたが今ではネットスラングとして定着しています。

近年は日常会話でも使われるようになっているので意味を知っておきましょう。

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