「ショールーミング」とは?意味や言葉の使い方、概要(元ネタ)など

最近話題を集めている新語が「ショールーミング」です。

この言葉はいったいどのような意味で使われているのでしょうか。

今回は、「ショールーミング」の意味と類似表現について解説します。

「ショールーミング」とは?意味

「ショールーミング」とは?意味

「ショールーミング」とは、「小売店の店頭で商品を確認しておきながらその場では購入せずネットで注文する行為」を意味する言葉です。

「ショールーミング」の概要

「ショールーミング」の概要

「ショールーミング」とは「ショールーム」に進行形の「ing」をつけて動詞化した造語です。

企業が自社製品にふれたり使ってもらったりして消費者の購買行動につなげるために実物を展示する展示施設のことを「ショールーム」といいます。

主に自動車や住宅設備など高価で購入前に実物を試すのが難しい商品の購入を後押しする目的で設置される「ショールーム」ですが、「ショールーミング」とは「一般の小売店を勝手にショールーム扱いする行為」を指します。

ネット通販全盛の昨今、ネットで購入できないものはないと言っても過言ではありません。

電化製品や家具といった大型アイテムを始め食料品や日用品、車や住宅に至るまでありとあらゆるものがネット経由で入手できます。

実店舗を持たないネットショップは経費を削減できる分価格も抑えられていることが多く、総量を計算に入れても実店舗で買うよりネットショップのほうが安く買える商品がたくさんあります。

安く購入できるのが魅力のネットショップですがネックになるのが「商品の実物確認」です。

実店舗なら商品をさわって感触を確かめたり実際に来てみてサイズがあうかチェックしたりできますがネットショップではそういった実物確認ができません。

特に服や靴などはサイズ表記が参考にならないことも多く実物をチェックしてからでなければ怖くて買えないと人が大勢います。

ネットで安く買いたいけど購入前に実物を確認したい、という気持ちから自然発生的に誕生したのが「ショールーミング」です。

ネットで注文する前に店舗に出向いて商品を確かめておけばサイズ違いや品質の違和感などの失敗を防げることから節約目的で「ショールーミング」する人が若者を中心に増加しています。

生活の知恵のようにいわれることも多い「ショールーミング」ですが、このような行為はれっきとした迷惑行為です。

小売店はショールームではありません。

購入する気もない客が来店するのは迷惑でしかなくマナー違反であるのはもちろん営業妨害でもあります。

ネット通販が便利になるとともに「ショールーミング」に悩まされる小売店は増加しています。

小売店側からの反発が強まったこともあり現在では大手ネットショップが実物確認のためのショールーム型店舗を出店するなど新たな動きも見られます。

「ショールーミング」の言葉の使い方や使われ方

「ショールーミング」の言葉の使い方や使われ方

・『小売店にとってショールーミングの客は迷惑な存在である』
・『ショールーミングを新たなビジネスチャンスにする』

「ショールーミング」の類語や言いかえ

「ショールーミング」の類語や言いかえ

・ウェブルーミング
「webで商品を調べ実店舗で購入すること」を意味します。

「ショールーミング」とは正反対にネットのおかげで小売店の売上がアップする現象を指します。

まとめ

まとめ

「ショールーミング」はネットショッピングの登場で新たに誕生した現象です。

問題点は多いもののこのような消費者の行動を新たなマーケットにつながる動きも見られます。

小売店にとっては迷惑な行為なので控えましょう。

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