ここでは「ご指導ご鞭撻のほど」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「ご指導ご鞭撻のほど」とは?
「ご指導ご鞭撻のほど」とは?
「ご指導ご鞭撻のほど」は、色々と教育や指導をして欲しいという意味で使われます。
文章で用いられ、「これからもご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします」のような使い方になり、学問的なことを教わっている相手や会社の上司などに対し、そのように用いて今後もよろしくお願いしたいという意を伝えるための表現です。
具体的には、何かの教えをもらった時に、まずそれに対するお礼、そして、この表現と続ける使い方をしたり、その相手に挨拶になる文章を送る時の文末で「今後とも〜」と用いるようなことが多いです。
この形で定型表現となるため、意味そのものはそれほど気にする必要はなく、先のような使い方で文章を締めるという用い方になります。
口語で使うことはまずないため、文章専用の表現だと考えて構いません。
「ご指導ご鞭撻のほど」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「ご指導ご鞭撻のほど」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「ご指導ご鞭撻のほど」は、前述のような場面以外に、年賀状や年始の挨拶に用いられることがあります。
その場合には、「本年もご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます」のように使うのが通例で、やはり定型表現にはなるものの、今年も色々と指導を受けたいという意志を伝えることができます。
以下の類語の項で挙げますが、この「ご指導ご鞭撻のほど」とよく似た表現があり、これまでにもそれをしてもらっていることに感謝をした後、こちらの表現で今後も続けてお願いしたいといったようにその両方を用いて文章を作ることができます。
特に年賀状や年始の挨拶では、そのような形で定型的に使われることも多いです。
「ご指導ご鞭撻のほど」を使った例文
「ご指導ご鞭撻のほど」を使った例文
・『これからもご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします』
・『来る年も変わらぬご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます』
「ご指導ご鞭撻のほど」の類語や言い替え
「ご指導ご鞭撻のほど」の類語や言い替え
・『ご教示ご鞭撻を賜り』
「ご指導ご鞭撻のほど」とよく似た使い方ができる表現で、「ご鞭撻」はこちらでも使われており、時には厳しさを含んだ内容だと解釈されます。
同様に「ご教示ご鞭撻を賜りますよう、お願い申し上げます」などと用いることができ、こちらの方が少しだけ堅い表現になります。
まとめ
まとめ
「ご指導ご鞭撻のほど」は、色々と教育、指導をお願いしたいという文章にして用いられる表現です。
学問的なことはもちろん、ビジネス上の様々な内容にも使うことができ、使える相手が限られている表現ながら、年始の挨拶としても適しています。