「些細なこと」とは意味や使い方、例文も解説

「些細なこと」の解説

「些細なこと」の解説

「些細なこと」「些細」とは、取るに足りないさま、わずかなさまという意味があります。

つまり「些細なこと」とは、ちょっとしたこと、大事ではないことという意味になります。

「些細なこと」の使われ方

「些細なこと」の使われ方

「些細なこと」とは、わざわざ問題にするまでもない、ちょっとした物事といった時に使います。

例えば「どうでもいいこと」と言ってしまいますと、表現的にきつくなります。

「どうでもいいことで喧嘩になった」ではなく「些細なことで意見が衝突した」と使った方が、柔らかい印象になり、内容的には同じことを言い表すことができます。

「どうでもいいこと」「つまらないこと」などはストレートすぎますので「些細なこと」と言い換える方が柔らかい表現になると覚えておきましょう。

「些細なこと」の例文

「些細なこと」の例文

・『些細なことだがミスはミスなので、一応言っておく』
・『些細なことが重なって、いずれ大きな問題となる』
・『あの二人は、些細なことで言い争いになりどちらも譲らず絶交した』
・『あなたにとっては些細なことかもしれないが、私にとっては大事なことだったのだ』
・『この忙しい時に電話をかけてきて、些細なことを次々に言う妻に腹が立った』

「些細なこと」の類語・関連語

「些細なこと」の類語・関連語

「些細なこと」と似た言葉と意味を紹介します。

「どうでもいいこと」

「どうでもいいこと」

「些細なこと」をごく簡単に言い換えるならば「どうでもいいこと」となります。

「どうでもいい」は、無関心なこと、無価値だと思うことという意味ですので、会話において相手にはっきり言ってしまいますと傷つける場合もあります。

「その件は、うちにとっては、どうでもいいことだ」「どうでもいいことで、君が悩む必要はない」などと、使います。

「取るに足りない問題」

「取るに足りない問題」

「取るに足りない問題」とは、聞き入れる価値はない、処理をしたり、討論、研究などする必要はないことという意味になります。

「彼は取るに足りない問題と言うが、私はそうは思えない」「そんなことは取るに足りない問題だ、心配いらない」などと、使います。

「瑣末なこと」

「瑣末なこと」

「瑣末なこと」とは、さして重要ではないことという意味になります。

「瑣末なことをうるさく言ってくる大家」「彼らは、私の注意を瑣末なことと馬鹿にしている」という風に使います。

「くだらないこと」

「くだらないこと」

「くだらないこと」とは、問題にするだけの内容、価値がないことという意味です。

「そんな、くだらないことを言う為に電話してきたのか」「くだらないことを言っていないで仕事をしてください」などと、使います。

「些細なこと」の対義語

「些細なこと」の対義語

「些細なこと」と反対の意味を持つ言葉を紹介します。

「重大な問題」

「重大な問題」

「重大な問題」とは、軽々しくは扱えないこと、きわめて大事で考えたり、処理をしなくてはいけないことという意味です。

「こんな重大な問題を何年も放置していたなんてありえない」「重大な問題となる前に解決しなければならなかった」などと、使います。

「深刻な問題」

「深刻な問題」

「深刻な問題」とは、事態が切実で重大であること、問題が大きいことという意味になります。

「深刻な問題を抱えている」「深刻な問題から夫は逃げた」などと、使います。

「大変なこと」

「大変なこと」

「大変なこと」とは、大事件、大きな異変、捨ててはおけないことという意味があります。

「彼が、大変なことを言ってきた」「それは今すぐに対処しなければいけない、大変なことだ」という風に使います。

「大事なこと」

「大事なこと」

「大事なこと」とは、大切なこと、価値を認めて注意深くしなければならないこと、重要なことという意味があります。

「そんな大事なこと、もっと早く言いなさい」「大事なことなので、みんなで話し合いましょう」「彼女は、大事なことはいつも秘密にする」などと、使います。

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