ここでは「喜びもひとしおかと思います」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「喜びもひとしおかと思います」とは?
「喜びもひとしおかと思います」とは?
「喜びもひとしおかと思います」は、対象になる相手がとても喜んでいるだろうと察して用いる表現です。
そのような喜ばしいことがあった時に使われるため、「かねてより望まれていたお子様がご誕生されたとお聞きしましたが、喜びもひとしおかと思います」のような用い方になります。
この時には、対象になる相手にずっと欲しいと思っていた子供が誕生したことを喜ばしいと使っている例になり、このように使う相手がそうだという場合だけでなく、共通して面識のある相手を対象として用いることも多いです。
先の使い方はどちらかと言えば後者のケースで、頭に「○○様に」とつけた時にはそちらになります。
もちろん直接その相手に喜ばしいことがあった時にも失礼になることなく、こちらも嬉しく思うというニュアンスを伝えることができます。
「喜びもひとしおかと思います」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「喜びもひとしおかと思います」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「喜びもひとしおかと思います」は、自分もそれを嬉しいと思うという意味を含んで使う表現になります。
そのため、対象になる相手とある程度親しい仲であることが条件になると考えてよく、その喜びに相当する事柄を自分としても嬉しいと伝えていることになります。
直接そのような表現にはなっていませんが、そうだと思うからこそ使う表現なので、場合によって、それをあまり嬉しいとは思わない時には用いるべきではない表現です。
しかしながら、定型的に使うことも少なくないため、そこまで同調して嬉しいとは思わずに用いているケースも少なくありませんが、それでも多少はその気持ちがあるからこそ使っていると考えていいでしょう。
「喜びもひとしおかと思います」を使った例文
「喜びもひとしおかと思います」を使った例文
・『三度目の挑戦でようやく合格しと聞きましたが、喜びもひとしおかと思います』
・『それまでの努力が報われたと言える結果ですので、喜びもひとしおかと思います』
「喜びもひとしおかと思います」の類語や言い替え
「喜びもひとしおかと思います」の類語や言い替え
・『大変おめでたいことだと思います』
こちらは、対象になる事柄をおめでたいと表現するために用います。
その相手が喜んでいるだろうという意味はありませんが、伝わるニュアンスは「喜びもひとしおかと思います」とよく似ており、こちらも自分としてもそれを喜ばしいと考えているからこそ用いる表現です。
まとめ
まとめ
「喜びもひとしおかと思います」は、対象になる相手がそれだけ嬉しいだろうと考えて用いる表現になります。
それを自分としても嬉しいと思うというニュアンスが含まれており、定型的に用いる場合もそうだと考えるからこそ使うべき表現です。