「学歴ロンダリング」とは？意味や言葉の使い方、概要(元ネタ)など

この記事では、「学歴ロンダリング」の意味を分かりやすく説明していきます。

「学歴ロンダリング」とは?意味

出身大学よりもレベルの高い大学院に入ることで、卒業大学の経歴をレベルの高い大学院の方に合わせることができるという行為で、非合法に手に入れたお金を、出所がわかるお金にするという資金洗浄行為のマネーロンダリングになぞらえて学歴ロンダリングと言われます。

ただし大学院で研究をしている事実があり、違法行為をごまかすという行為ほどのことではないとも言えるでしょう。

大学を途中で転学する行為や、高校までではこの言葉は使用されません。

インターネットスラングでもありますが、頻繁に使われる言葉ではなく、そういった人の話の実例が出ない限りは使われない言葉と言えるでしょう。

「学歴ロンダリング」の概要

学歴ロンダリングは学歴詐称ではなく、大学院で研究したということは確かですが、本来卒業した大学はなかったことになる手前の扱いになってしまいます。

大学のブランド力の差が歴然としているため行われることですが、ある程度意識が高い、院生になる気があるという条件が必要になるため、誰もが気軽に行えるようなことではないと言え、さらに先を見据える気がある人が行うことと言えます。

アメリカなどではより盛んに行われているとの指摘もありますが、大学入学よりも大学院へ進むほうが簡単という見方も日本でもあります。

いずれにせよ一生に一度しか学歴ロンダリングと呼ばれる行為は行われず、大学院を二度移るという行為は相当非効率と言え、現在知られている学歴ロンダリングからさらに進めるような行為は発生しないのではと考えられます。

「学歴ロンダリング」の言葉の使い方や使われ方

「院生になったのは学歴ロンダリングのためですとは言えないものの、院生になるという理由を作るのはそれほど難しくはない」「あの政治家は学歴ロンダリングらしい」などの使い方ができますが、学歴ロンダリング自体はマネーロンダリングや学歴詐称ほどネガティブな言葉ではなく、院生としてよりハイレベルな研究をしたいという意志があるため、揶揄として使うのは難しい部分もありますが裏事情を知っているというケースでは使うことが可能でしょう。

「学歴ロンダリング」の類語や言いかえ

「大学院でランクアップを目指す」「卒業した大学よりハイレベルな大学院に通う」「大学院の経歴で泊をつける」などの言いかえが出来ますが、意味そのものを解説するような言いかえが多くなってしまい、学歴ロンダリングほどスムーズな言い回しのできる言い換えは難しいと言えます。

まとめ

学歴ロンダリングは学歴詐称ではない事が大きく、実際に大学院で研究したという成果もあるという点ではポジティブにとらえられる部分もあります。

いずれにせよかなり意識が高い人でないと行わない行為で、今後どんどん広がっていくものではないと言えます。