「結構なお品をいただきありがとうございました」とは？ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

この記事では、ビジネスシーンでよく使われるフレーズの「結構なお品をいただきありがとうございました」について、その意味や使い方等を徹底解説します。

「結構なお品をいただきありがとうございました」とは?

「結構なお品をいただきありがとうございました」のフレーズを言葉毎に分解し、少し詳しく説明します。

まず、最初の「結構な」は「すぐれていて欠点がないさま」を意味する形容詞で、次の「お品」は「品物」の省略表現である「品」に丁寧表現の接頭辞の「お」が付けられた言葉です。

そして「いただき」は「もらう」の謙譲語の「いただく」の連用形です。

ここでは「いただく」は助動詞ではなく。

動詞として使われているので、「頂き」と漢字表記にするのが良いでしょう。

最後の「ありがとうございました」は説明するまでもなく、感謝の気持ちを表す言葉です。

したがって、「結構なお品をいただきありがとうございました」の文字通りの意味は、「すぐれていて欠点がない品物をもらい、ありがとうございました」となり、端的に言えば「素晴らしい品物をもらいありがとう」や「立派な品物をもらいありがとう」との意味の丁寧な敬語表現となります。

「結構なお品をいただきありがとうございました」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

このフレーズは、お中元やお歳暮や各種のお祝いなどを目上の人からもらった際に、お礼の気持ちを伝える表現です。

口頭や電話などでも使われますし、手紙やメール等の文章の書き言葉でも使われます。

手紙やメール等では硬い表現が使われることが多く、前半の部分は「結構なお品を頂戴し」や「結構なお品を賜り」もよく使われます。

また、口頭や電話でお礼を述べる際には、さらに柔らかい表現として、「温かいお心遣いをいただき」を、言い換えとして使うことも可能です。

相手の方との関係性や会話なのか、書き言葉なのかを考慮し、適切に使い分けられると良いでしょう。

「結構なお品をいただきありがとうございました」を使った例文

・『この度は、私どもの結婚に際して、結構なお品をいただきありがとうございました』
・『お歳暮に結構なお品をいただきありがとうございました。スタッフ一同で美味しく頂きます』
・『大してお役にもたてなかったのに、結構なお品をいただきありがとうございました。本当に恐縮しております』

「結構なお品をいただきありがとうございました」の類語や言い換え

「結構な」の類語としては、「素晴らしい」や「立派な」や「素敵な」や「過分な」等が挙げられます。

したがって、前半部分の「結構なお品をいただき」は「素晴らしいお品をいただき」や「立派なお品をいただき」や「素敵なお品をいただき」や「過分なお品をいただき」等と言い換えることが出来ます。

また、先にも少し触れましたが「いただき」の類語としては「頂戴し」や「賜り」が挙げられるので、前半部分は「結構なお品を頂戴し」や「結構なお品を賜り」と言い換えることも可能です。

まとめ

「結構なお品をいただき」は「素晴らしい品物をもらい」や「立派な品物をもらい」との意味の敬語表現です。

目上の人から、お中元やお歳暮や各種のお祝いなどをもらった際に、そのお礼として口頭でも手紙やメールでも使われるフレーズです。