「駄文失礼しました」とは？ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

ビジネス文書の最後に付け加えられる「駄文失礼しました」は、どんな使い方をすれば間違いなく、謙虚な姿勢を示すことができるでしょうか。

しっかりとマスターして、文書でもワンランク上の社会人を目指しましょう。

「駄文失礼しました」とは?

まずは「駄文」ですが、くだらない文章や稚拙な文章を意味します。

相手にとって下手に感じる、わかりにくいでしょうが、という自分の文章をへりくだって表現する言葉です。

この言葉を添えたからと言って、本当に誤字脱字や適切ではない表現や言葉を用いていいわけではありません。

間違いがないか、わかりやすいかなどの確認はしてもなお、相手の能力や経験からすれば物足りない、くだらないかもしれませんがといった、低姿勢と謙虚さを示しています。

「失礼しました」とすることで、謝りの気持ちを表現できます。

読みにくくて申し訳ございませんといった表現として、ビジネスではよく用いられます。

「駄文失礼しました」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

難しい表現ではありませんが、いくつか気を付けて使う場面があります。

まず前提として「駄文」といっているので、会話中ではなくビジネス文書やメールの文末に添えます。

いわゆる締め言葉です。

また、本来は駄文にならないようにチェックや、言葉遣いの勉強をするべきですから多用するのは避けた方が無難です。

同じ相手にいつも使っていては、いつまでもレベルアップしない、事務的に文章を作っている印象になってしまいます。

急ぎの連絡でスピード重視で送る文面など、ここぞというときに使うだけに留めるようにしましょう。

さらに正式で格式ある文章には使いません。

例えば招待状や通知のような正式文書では、駄文であってはならない、間違いがあってはならない文書ですから使いません。

「失礼しました」と言いきっているときには、このあとには締め言葉以外は続けません。

もし一言加えるなら「駄文失礼しましたが…」とする必要があります。

また文頭にもってくるなら「駄文失礼します」とします。

「駄文失礼しました」の正しい文章表現

「駄文失礼いたしました」と最後の言葉をより丁寧にすると、かしこまった格式も高い表現になります。

「失礼いたしました」は礼を欠いたことを表現する言葉です。

おわびのニュアンスを出したいなら、「しました」よりも「いたしました」とすることで、丁寧さとわびる気持ちも伝わります。

ビジネスでは「いたしました」とすることが多いです。

「駄文失礼しました」を使った例文

・『駄文大変失礼いたしました』

「駄文失礼しました」の類語や言い替え

・『拙文失礼しました』【せつぶんしつれいしました】
・『乱文失礼しました』【らんぶんしつれいしました】

まとめ

ビジネスでは文章やメールで連絡をすることも多いです。

そんなときに添える言葉はいろいろありますが、「駄文失礼しました」もその1つです。

自分よりも目上の人に使うことで、謙遜できる表現です。

ただ使い過ぎには注意が必要ですから、他にもある文末にに添える言葉とうまく使いわけができるようにしましょう。