「見る」の意味とは何?
「見る」の敬語での使用方法・表現方法や「見る」の別の言葉への言い換え方法などを以下に詳しく説明します。
「見る」の意味
「見る」の意味
「見る」は日常生活でもよく使用する言葉で多種多様な意味合いがありますが、基本的には視覚として目で見る行為をいいます。
さらに目で見て認識したことをベースにしてものごとを判断したり考えたりする行為も「見る(みる)」で表わされるといった多彩な使用方法を持つ言葉です。
このそれぞれの意味合いを具体的に表すために「観る」「診る」「視る」といった異なった表記にすることもあります。
「見る」の敬語での使用方法や表現方法
「見る」の敬語での使用方法や表現方法
視覚的に目で見る行為である「見る」の敬語での表現について以下に記載します。
「見る」の尊敬語は「ご覧になる」です。
よく「ご覧になられる」という表現を目にしますが、「られる」は尊敬表現のため「ご覧になられる」とすると二重敬語になり、これは誤りです。
なお「ご覧になる」は目上の人などを敬うときに使用します。
「見る」の謙譲語は「拝見する」です。
「拝見する」は目上の人などにへりくだって敬うときに使用しますので、自分に対して「拝見される」という使い方はしません。
「見る」の丁寧語は「見ます」または「見せてください」となります。
「見ます」は自分が自力で見る場合に使用し、「見せてください」は他力で見る場合に使用します。
「見る」の言い換えや使用例
「見る」の言い換えや使用例
視覚的に「見る」場合の言い換えの事例を以下に記載します。
・『小さい子供が私の顔をずっと眺めている』
・『車の窓の外に目を向けた』
・『手入れが行き届いた庭を観賞する』
・『劇場で映画を鑑賞する』
「眺める」は遠くを見たり、物思いにふけって見ることを言います。
「目を向ける」は視線を対象物に向けることです。
また「観賞する/鑑賞する」は美しいものや芸術作品を見て楽しむことです。
視覚的に「見る」以外の「見る(みる)」の言い換えも参考までに記載します。
・『病気の父の面倒を見る』
・『兄に勉強を見てもらう』
・『風邪気味なので医者に見てもらう』
・『この案は採用されるとみている』
・『追加投資をするにはもう少し相場をみるほうがよい』
これらの「見る(みる)」は面倒を見る場合や調べたり確かめたりする場合、診断する場合、見当をつける場合、判断や評価する場合などを表す言い換えの例です。
まとめ
まとめ
「見る」は視覚的に目で見る行為を表す言葉として基本使用しますが、言い換え例のようにそれ以外の違った意味合いも持っています。
その用法は多種多様ですので、「見る」の真の意味合いを理解して使用することが必要です。