「ひょろい」とは?意味や言葉の使い方、概要(元ネタ)など

若者の間で使われる独得の表現に「ひょろい」があります。

この言葉は具体的にどのような意味で使われているのでしょうか。

今回は、「ひょろい」の意味と類似表現について解説します。

「ひょろい」とは?意味

「ひょろい」とは?意味

「ひょろい」とは、「ひょろひょろと細くて弱々しいさま」を意味する言葉です。

「ひょろい」の概要

「ひょろい」の概要

全体的に細身で頼りない様子をあらわす言葉として「ひょろひょろ」という擬態語があります。

風が吹けば飛んでしまうような簡単に折れてしまいそうに思えるほど細くて弱々しい様子をあらわす「ひょろひょろ」が形容詞化した言葉が「ひょろい」です。

基本的には人に向けて使われる言葉で「痩せていて頼りない」様子を表しますが植物など人以外に対して用いることもあります。

例えば野菜のもやしなどは「ひょろい」と表現されます。

ただ太さが十分ではないだけではなく「太さが足りないことで弱く頼りない」ときに「ひょろい」という言葉を使います。

ワイヤーやテグスなどはとても細いですが十分な強度があるため「ひょろい」が当てはまりません。

つかめば簡単にひきちぎれるような頼りなさを示す言葉が「ひょろい」です。

細いことを馬鹿にする意味で使われる侮蔑の意味を含む言葉なので公に使うべきではありません。

ケンカや口論になったときに相手を見下したり痩せている様子をあざ笑ったりするときに用いられます。

見た目だけで相手を軽んじる人が混んで使う表減ですが見た目が細く頼りなく思えるからといって実際にそうであるとは限りません。

「ひょろい」と侮っていた相手が実は体を鍛え絞り込んでいた細マッチョだというケースもあります。

「ひょろひょろ」という昔から使われている擬態語から派生した表現なので一般的な日本語であると思われがちですが実際には辞書などにも掲載されていない、若者の間のみで使われている言葉です。

「ひょろい」の言葉の使い方や使われ方

「ひょろい」の言葉の使い方や使われ方

・『あんなひょろいやつに負けるはずがない、と断言する』
・『いざというときにはひょろい人よりもたくましい人に頼りたい』
・『ひょろいとナメてかかった相手に返り討ちにされる』
・『栄養不足で畑の野菜が皆ひょろい』

「ひょろい」の類語や言いかえ

「ひょろい」の類語や言いかえ

・ひょろ長い
「細くて長い」という意味の言葉です。

しっかりした感じがなく長さに対して十分な太さが感じられない様子を表します。

・ちょろい
「手間取ることなく簡単に処理できる」という意味で使われる言葉です。

「ひょろい」が細さに由来する弱々しさを表すのに対し、こちらは与しやすさやレベルの低さを表します。

・なよなよしい
「細長いものが安定せずゆらゆらとしていて頼りないさま」を意味する言葉です。

「ひょろい」が細長く頼りなものの細さを強調しているのに対し、こちらは頼りなさを強調しています。

・ガリガリ
「極度にやせている様子」をあらわす言葉です。

本来もっと太いはずのものがありえないほど細くなっているときに使われる表現です。

まとめ

まとめ

「ひょろい」は若者の間では普通に使われている言葉です。

由来から考えても難しい意味ではなく多くの人に通じる表現であることから今後一般語として定着する可能性は高くメディアで見聞きする日が遠からず訪れます。

今のうちに意味を知り使いこなせるようにしておきましょう。

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