「小一時間問い詰めたい」とは?意味や言葉の使い方、概要(元ネタ)など

ネット上で見かける面白いフレーズのひとつに「小一時間問い詰めたい」というものがあります。

このフレーズはどのような意味を表すのでしょうか。

今回は、「小一時間問い詰めたい」の意味と類語について解説します。

「小一時間問い詰めたい」とは?意味

「小一時間問い詰めたい」とは?意味

「小一時間問い詰めたい」とは、「どういうつもりなのか問い詰めてでも本心を聞きたいほど納得出来ない気持ちでいっぱいである」という意味で使われるネットスラングです。

「小一時間問い詰めたい」の概要

「小一時間問い詰めたい」の概要

「小一時間問い詰めたい」で使われている「問い詰める」には「答えが出るまで相手を逃さず追い込むように質問し続ける」という意味があります。

「小一時間」「約一時間弱」なので「一時間近くという短くはない時間をかけてでも相手が本当のことを話すまで逃さず質問し続けて本当のところを聞き出したい」という意味になります。

「小一時間問い詰めたい」が表しているのは「質問したい」という自分の欲求ではありません。

表面的に言葉の意味だけをとらえると「相手に対してしつこく質問したい」という意味になりますがこのフレーズが本当に表しているのは「しつこく質問し続けたくなるほど納得がいかない」という憤りの気持ちです。

自分にとって納得ができる、理解できることであれば貴重な時間を割いて相手に問い詰めるようなことはしません。

それなのに「小一時間問い詰めたい」と思うということはよほど腹に据えかね納得がいっていないという証拠です。

「小一時間問い詰めたい」というのは本当にそのような質問して本心を聞き出したいという欲求を持っているわけではなく「そうしたいと思わずに入られないほど相手の言動について納得がいかず行動原理を理解できない」ことを表すフレーズです。

「小一時間問い詰めたい」というのは5ちゃんねる界隈では有名なコピペに由来します。

コピペとはコピーアンドペーストの略でネットスラングでは「いろいろな場所でコピーして貼り付けられ転載されている有名な文章」を意味します。

小話やジョークなどよくできた短い文章を指しますが「小一時間問い詰めたい」の元ネタになったのは「吉野家コピペ」と呼ばれる牛丼の吉野家に関して書かれた文章です。

元は個人サイトの日記に掲載されていた文章でよしの強烈なファンである著者が楽しく吉野家に食事に来ている家族連れに対して感じたストレスを思うがままに書いた文章ですなのですが、そのあまりにも強い魂の叫びが2ちゃんねるで大受けしコピペ化されたという経緯があります。

吉野家コピペの一節に登場する「お前は本当につゆだくを食いたいのかと問いたい。

問い詰めたい。

小一時間問い詰めたい」
が独立する形でネットスラング化したのが「小一時間問い詰めたい」です。

「小一時間問い詰めたい」の言葉の使い方や使われ方

「小一時間問い詰めたい」の言葉の使い方や使われ方

・『目玉焼きになぜタルタルソースをかけるのか、小一時間問い詰めたい』
・『なぜ正捕手に小林を使わないのか、小一時間問い詰めたい』

「小一時間問い詰めたい」の類語や言いかえ

「小一時間問い詰めたい」の類語や言いかえ

・わけを聞こうじゃないか
「理不尽な仕打ちに対し説明を求めるときのセリフ」です。

映画「おとこはつらいよ」で主人公の車寅次郎が実家に帰った時に自分の分だけメロンが切り分けられていなかったことに対し説明を求めるときに発したセリフです。

ネットスラングとしては「なぜこんな理不尽な目に合わなければいけないのか」という意味で使われます。

まとめ

まとめ

「小一時間問い詰めたい」はコピペ発のネットスラングですが語呂の良さからさまざまな場面で使われています。

SNSなどでも使われているのでこの機会に意味を知っておきましょう。

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