「フルチャン」とは?意味や言葉の使い方、概要(元ネタ)など

この記事では、「フルチャン」の意味を分かりやすく説明していきます。

「フルチャン」とは?意味

「フルチャン」とは?意味

「フルチャン」とはほぼ確実に上手くいくことや、かなりの高確率で思い通りに事が運ぶこと、まず間違いなく想像した通りの展開になることを指します。

何があっても失敗しないとまでは言わないものの、普通にしていればまず失敗することはないという状況や、失敗するほうが難しいというような、余裕のある状況を指して使われる言葉が「フルチャン」です。

使われる際の意味合いとしては、失敗する不安が一切ないという余裕や、本来逃す心配がないようなチャンスといった意味合いで使われます。

「フルチャン」の概要

「フルチャン」の概要

「フルチャン」は僅かな可能性があるという意味のワンチャンから派生して生まれた言葉です。

フルは完全に、いっぱいの、満ちているという意味の英語であるfull、チャンは好機を指すチャンスであり、好機に満ちているという意味で「フルチャン」という言葉が生まれました。

ワンチャンの派生語として生まれましたが類義語ではなく、チャンスで満ち溢れているから失敗することはない、逆に失敗する可能性のほうがワンチャンというほど少ないという対義語になっています。

「フルチャン」の言葉の使い方や使われ方

「フルチャン」の言葉の使い方や使われ方

「フルチャン」は絶好の機会を指すことに使われる言葉です。

「話題の商品が入荷したお知らせが来たから今並べばフルチャン買える」というように余裕のある状態を指して使われます。

ただし必ずしも前向きな発言に使われるとは限らず、「せっかくのフルチャンをふいにしてしまった」というように、好機を逃したことを悔い、その好機が非常に大きかったことを表現することにも使われる言葉です。

また「この大雨じゃ楽しみにしてた今日の試合も中止フルチャンだな」というように、好機ではなく、そうなることが確実という意味で使われることもあります。

「フルチャン」の類語や言いかえ

「フルチャン」の類語や言いかえ

対義語ではありますが、「フルチャン」の元になった「ワンチャン」はチャンスについて表現する若者言葉としては類語ですし、それから派生した言葉も類語と言えます。

特に確実なチャンス、確定的なチャンスを意味する「カクチャン」は、言葉が生まれた経緯も意味も「フルチャン」とほぼ同じであり、言い換えとしても使える言葉です。

他には半々の確率を指す「ハンチャン」や、半々をハーフと表現した「ハフチャン」も、意味は違うもののチャンスの可能性としてワンチャンから派生した言葉としては類語の関係と言えます。

まとめ

まとめ

失敗する可能性が非常に低い絶好の機会や、ほぼ確実に想定通りに事が運ぶことを指す若者言葉が「フルチャン」です。

ただし語源の一つであるチャンスが好機のみを指すのに反して、予想通りの結果になるのなら、それが悪い予想通りであっても「フルチャン」は使われます。

そのため絶好の好機という意味よりも、予想通りになるはずという意味の方が強い言葉と言えるでしょう。

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