「モンペ」とは?意味や言葉の使い方、概要(元ネタ)など

この記事では、「モンペ」の意味を分かりやすく説明していきます。

「モンペ」とは?意味

「モンペ」とは?意味

「モンペ」とは学校などの教育機関、そしてそれらを監査する教育委員会などに対して、苦情や要求を繰り返す厄介かつ迷惑な保護者を指します。

実際に問題のある職員や教員に対して、問題行為があるごとに苦情を入れたり辞めさせたりを要求するような、正当性がある場合には使われません。

普通は誰も気にしないような些細なことに対する苦情であったり、公平に接するのではなく自分の子供を優遇しろというような、理不尽な苦情や要求を繰り返す保護者を意味する言葉であり、そういった人を厄介な人という括りで扱うために使われる言葉です。

「モンペ」の概要

「モンペ」の概要

「モンペ」とはモンスターペアレントを略して生まれた俗語表現になります。

モンスターは怪物、ペアレントは親という意味の英語で、モンスターペアレントの意味は「モンペ」と同じです。

こういった理不尽な要求を何度も繰り返す親はこちらの話に聞く耳を持たず、まるで話が通じないモンスターのようだ、という例えからモンスターペアレントという言葉が生まれました。

しかしそのままだと日常会話に使うには長いので、語呂の良い形で縮めた言葉が「モンペ」です。

「モンペ」の言葉の使い方や使われ方

「モンペ」の言葉の使い方や使われ方

「モンペ」は意味の通り、苦情や要求を繰り返す保護者を厄介者扱いする時に「隣の奥さんが実はモンペだった」というように使われる言葉です。

またそこから転じて、アニメや漫画などのキャラクターや現実のアイドルに対して、子供を見るような目線で応援している人、そういった目線で何かあった時にキャラやアイドルをかばったり、出番を増やして欲しいと望んでいる人も「モンペ」と呼ぶこともあります。

本来の厄介な保護者という使い方では、自分のことを「モンペ」と呼ぶ事はありません。

キャラやアイドルを保護者目線で応援する人は、勝手に親目線をしてる人という自虐として、「モンペ」を自称する人もいます。

「モンペ」の類語や言いかえ

「モンペ」の類語や言いかえ

「モンペ」は過保護だからこそ、過剰かつ理不尽な苦情や要求を繰り返す人が多いので「親バカ」が類語として挙げられます。

また道理がわからない、常識がない親という意味の「バカ親」も類語です。

また「モンペ」の親という立場と、苦情や要求を申し立てる対象が教育機関という点を抜かせば、理不尽な苦情を何度も繰り返す「クレーマー」も、「モンペ」とほぼ同じ言葉と言えるでしょう。

また海外では、自立できる子供に監視と干渉を続ける親を、ヘリコプターで密着しているようだという比喩で「ヘリコプターペアレント」と呼びますが、これが外国版「モンペ」と言えます。

まとめ

まとめ

「モンペ」は教員や教育機関の職員にとっては非常に深刻な問題であり、退職理由として挙げられることも多い、とてつもなく厄介な保護者です。

いくら道理を説いても一切聞く耳を持たず、通すわけに行かないような理不尽な要求を繰り返す親は、まさにモンスターと言わざるを得ないほど、対応しないといけない人を追い詰め傷つけます。

タイトルとURLをコピーしました