負けている状況なのに、「実質勝ち」と言う人がいませんか。
これは本人の気持ちに関わる表現ですが、気をつけたい要素が含まれているようです。
実質勝ちの意味は何か、どう使うかを考えてみましょう。
「実質勝ち」とは?
「実質勝ち」とは?
結果としては負けだけれど、思ったよりも満足できる要素や別の利益があったので、総合的に見て勝ちであると気持ちを前向きに捉える時の表現です。
「実質勝ち」の使い方や使われ方、使うときの注意点
「実質勝ち」の使い方や使われ方、使うときの注意点
試合や賭け事で負けたり、仕事をして敗北に等しい失敗をするなどはよくあります。
しかし負けたけれど総合的に見て思ったより良くできた、楽しめた、他の成果や利益があったなどで納得や満足の要素が得られた時、「実質勝ち」を使うことが可能です。
これにより弱みを見せず、前向きに捉えていく効果があるでしょう。
何が実質勝ちであるかについて「楽しめたので」などのように示す使い方ができます。
ただし実際には負けたという事実は、変わらないことがあるでしょう。
また実質勝ちと言うと、ふざけてると思われることに留意してください。
敬語の中では使いづらい表現となっているので、使わないようにするか、別の形に言い替えることが必要です。
「実質勝ち」を使った例文や文章
「実質勝ち」を使った例文や文章
・『負けてしまいましたが、楽しめたので実質勝ちみたいなものです』
・『思ったよりも成果はあったので、個人的には実質勝ちとしました』
「実質勝ち」の類語や言い替え
「実質勝ち」の類語や言い替え
「負けるが勝ち」は、見た目としては敗北であっても、全体的に見て負けではないことを表すことわざです。
「負けを認めない」は、負けた結果を自分としては受け入れないとの意味があります。
「負けてない」としても、負けを認めない意味の表現です。
「勝ったようなもの」は、負けはしたけれど、勝利したのと同じように考えることを言います。
「勝ったつもり」は、敗北をしたけれど勝利者のように考え振る舞うことです。
「納得の結果」の場合は、負けの結果はともかく、内容には満足できたことを表しています。
まとめ
まとめ
負けたが得るものはあったなどの意味をもつのが、「実質勝ち」との表現です。
これにより負けの結果を、前向きに捉える効果があります。
しかし負けの事実は変わらず、ふざけていると思われるかもしれないので気をつけてください。
「負けるが勝ち」など様々な似た表現があるので、言い替えてみるのも良いでしょう。