ここでは「万一に備えて準備しておく」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「万一に備えて準備しておく」とは?
「万一に備えて準備しておく」とは?
「万一に備えて準備しておく」は、まずないことながら、そういった場合のために何かの備えを行っておく、と使われる表現です。
「これくらいの雨なら問題はないと思いますが、土のうを万一に備えて準備しておくことにします」のような使い方になり、この場合、更に雨が激しくなった時のことを考えて、土のうの準備をしておくと言っています。
「万一」としていることから、まずそういうことにはならないと思うが、という使い方になっており、このようなもしものための備えに対して用いることがほとんどになります。
「万一に備えて準備しておく」の使い方や使われ方、使うときの注意点
「万一に備えて準備しておく」の使い方や使われ方、使うときの注意点
この「万一に備えて準備しておく」は、その「万一」といった言葉から、1万のうちの1つというほど少ない確率への備えといった解釈になります。
つまり、先のように、まず起こらないと思われることに対し使う表現になるため、これまでに何度か起きている現象、状態などに使うには適していません。
その場合には「もしもの場合に備えて〜」とした方が合っています。
頻繁に起きていることに対して使うにはそれも向いていないので、そのような時には「○○が起こった場合に備えて〜」のように用いるといいでしょう。
「万一に備えて準備しておく」を使った例文
「万一に備えて準備しておく」を使った例文
・『天災などの万一に備えて準備しておくものとして、数日分の水と懐中電灯は必須だと思う』
・『今期は万一に備えて準備しておくための予算をある程度計上するつもりだ』
「万一に備えて準備しておく」の類語や言い替え
「万一に備えて準備しておく」の類語や言い替え
・『念のために準備しておく』
この「念のため」とすると、そこまで低い確率ではない何かの現象、状態などに対して使える表現になります。
ですが、頻繁に起こるようなことに対して使うにはやはり向いておらず、何度か起きたことがあるものの、そこまで起きるという訳ではないといった場合に用いると考えてください。
まとめ
まとめ
「万一に備えて準備しておく」は、まずそういったことにはならないと思いながらも、そのための備えをしておく、という意味で用いられています。
例えば、予期せぬ天災を対象に使うといった具合で、そのような場合に備えてこうしておく、そうするべきだ、などとよく使われています。