「フルスロットルで頑張る」とは?使い方や言い換えや用例など徹底解釈

意味はよくわからないが、何となくイメージが合っているので使っているという言葉やフレーズは多いのではないでしょうか。

特に外来語や日本語英語のような「カタカナ表現」にありがちなことです。

今回の「フルスロットルで頑張る」と言う表現もその1つと言え、詳しく解説してみたいと思います。

「フルスロットルで頑張る」とは?

「フルスロットルで頑張る」とは?

この表現で最大且つ唯一の問題は「フルスロットル」の意味であることに異論はないでしょう。

まず「スロットル」とは何かですが、車などの動力である「ガソリンエンジンに送り込む空気量を調節するための機器やシステムのこと」です。

視点をガソリンエンジンにすれば、「ガソリンエンジンの吸気量を調節するためのシステム」とも言えるでしょう。

ガソリンエンジンは、燃料であるガソリンを燃焼させることで動力を生み出しますが、その燃焼度合いの調節にスロットルによる空気の調節が関係しています。

一方「フル」は英語の“full”ですから、「完全(の)」「十分(の)」または「一杯(の)」という意味になります。

つまり、「目一杯の空気をエンジンが吸い込んでいる状態」というのが「フルスロットル」の直訳であり、そこから「全力で」という意味合いが生まれたのです。

また、「頑張る」は、皆さんもおわかりの通り「困難にも負けずやり通す」という意味ですから、全体としては「全力でやり通す」ということを表現したフレーズということになります。

「フルスロットルで頑張る」の使い方や使われ方、使うときの注意点

「フルスロットルで頑張る」の使い方や使われ方、使うときの注意点

このフレーズが使われるのは、「やる気」のアピールをしたい時がまず考えられます。

例えば、忙しい時に更に上司に仕事を頼まれたとしましょう。

「忙しいところ申し訳ないが、よろしく頼む」と言われれば、「フルスロットルで頑張るつもりですから大丈夫です」などと伝えます。

また、困難な状況に置かれた場合に、自分や周囲の人を励ましたり、鼓舞する意図での使用もあり得るでしょう。

「厳しい状況だが、フルスロットルで頑張ることができれば何とか乗り切れるはずだ」のような表現がこの事例になります。

「フルスロットルで頑張る」を使った例文や文章

「フルスロットルで頑張る」を使った例文や文章

それでは、上記以外に考えられる使用例を挙げてみましょう。

・『君がフルスロットルで頑張るなら、こちらも全力で応援するつもりだ』
・『常にフルスロットルで頑張ることは難しいので、たまには休むことも必要だ』

「フルスロットルで頑張る」の言い換え表現

「フルスロットルで頑張る」の言い換え表現

このフレーズは、「全力でやり通す」という意味ですから、「最大限努力する」が、まずシンプルな言い換えとして挙げられます。

また、「フルスロットル」と似たような意味で「エンジン全開」という表現もあり、これを利用して「エンジン全開で頑張る」と言う形でも代用可能でしょう。

まとめ

まとめ

「フルスロットルで頑張る」とは、「全力で努力する」「全力でやり通す」という意味のフレーズです。

「スロットル」とは、ガソリンエンジンが燃焼のため空気を調節しながら吸い込むシステムのことです。

フルスロットルとは、その吸気量が最大限であること、つまり燃焼量とそれに伴うエンジンの運動量が最大であることを意味しており、そこから転じて「全力」という意味になっています。

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