無理矢理に自分の思い通りの行動をするような時に、「口実ができた」と言うことがあります。
これは言い訳に関わっているものだけに、使い方には気をつけたいところもあります。
その本来の意味など含めて、口実ができたの使い方を確かめてみましょう。
「口実ができた」とは?
「口実ができた」とは?
参加や拒否などの行動をするにあたって、表面上の理由や言い訳を作ることができた状況を表しています。
「口実」は言い逃れするための言葉や材料のことです。
「口実ができた」の使い方や使われ方、使うときの注意点
「口実ができた」の使い方や使われ方、使うときの注意点
自分には本来は無関係な事柄に、参加したい場合があります。
また自分がやりたくないので、断りたい場合もあるものです。
そのような時に行動を取る理由ができた場合、「口実ができた」を使うことができます。
これは相手に対して言葉として述べるよりは、日記や感想のなかに記す形のほうで使われがちです。
文章などに用いる場合、何をするための口実ができたか、その口実ができる要因は何だったかを含める必要があるでしょう。
単純に「口実ができた」と言っても、相手には主旨が伝わりにくいので気をつけてください。
また断る言い訳を無理やりに作ったことが相手に知れると、不快感を持たれる可能性があることにも注意が必要でしょう。
「口実ができた」を使った例文や文章
「口実ができた」を使った例文や文章
・『電車が動かないほどの大雪になった。しかしこれで多忙な業務を休む口実ができたというものだ』
・『リーダーに買い出しを頼まれたので、仕事を離れる口実ができた』
「口実ができた」の類語や言い替え
「口実ができた」の類語や言い替え
「口実になりました」は、上の表現を一層丁寧な形で言い表しています。
「口実を付けることができた」は、理由を自ら加えたことを表す言い方です。
「言い訳ができた」は、正当化するための要素が得られたことを表します。
「理由ができた」は、物事を判断する要素が得られたことです。
「根拠ができた」は、元になる理由が得られたことを表します。
「ことを正当化できた」は、ある行動について道理にかなっているように見せられるとの意味です。
まとめ
まとめ
ある行動をするにあたり表面的な理由を作ることが、「口実ができた」という表現なのでした。
これによってお断りや参加などの行動に、繋げることができるでしょう。
しかし無理やり言い訳を作ったことが相手に知れると、印象が悪くなる場合もあるので気をつけてください。