「ついでに」の敬語とは?
言葉の使い方やビジネス敬語・言い換えを徹底解釈していきます。
「ついでに」の意味
「ついでに」の意味
「ついでに」は、何かをするのに合わせて他のことをする様子を表現する言葉です。
たとえば食材を買いに行くとします。
それに合わせて日用品も買ってくることにしたのです。
このような場合に、「食材を買いに行くついでに、日用品も買ってくる」と表現できます。
この場合は、「食材を買いに行く」がメインの行動であり、その副次的な行動として「日用品も買ってくる」があるのです。
このように、「ついでに」は、何かの行動に合わせて他の行動を実行する場面で使用できます。
そのため、「ついでに」を中心にして、前半にメインの行動、後半にサブの行動を述べるような使い方が可能になるのです。
「ついでに」の敬語での使い方や表現方法
「ついでに」の敬語での使い方や表現方法
「ついでに」を単独で敬語にはできません。
ここには敬語に言い換えるべき言葉が含まれていないのです。
これを敬語にするには、「ついでに行ってきます」のように、他の言葉を組み合わせて実現するのです。
たとえば、外出予定があったとします。
すると偶然、上司から銀行に行く用事を依頼されたのでした。
このような場面で、「ちょうどこれから外出しますので、ついでに行ってきます」と言うとよいでしょう。
これによって、メインの用事に合わせて銀行に行くことを、上手に表現できるのです。
また、「ついでに」を別な敬語と組み合わせる方法もあります。
たとえば「ついでに行ってまいります」にすれば謙譲語になります。
また「ついでに行かれてはいかがですか」のようにすると、尊敬語の表現にできるのです。
つまり、「ついでに」そのものを敬語にはできません。
しかし組み合わせる言葉を工夫すれば、様々な敬語表現を作り出せるのです。
このように、「ついでに」を使った敬語表現が可能であると分かります。
組み合わせる言葉次第で、様々な表現が可能になるのです。
実際の状況に合わせて、適した表現を選択するとよいでしょう。
「ついでに」の言い換えや使用例
「ついでに」の言い換えや使用例
・『出張のついでに行ってきます』
・『客先に行くついでに行かれたみたいです』
・『外出するついでに行ってまいります』
ここでは、「ついでに」の使用例を挙げています。
例文のように、何の「ついで」なのかを明示すると、分かりやすい表現になります。
また、「ついでに」に組み合わせる言葉を工夫して、敬語表現にする事もできるのです。
まとめ
まとめ
このように「ついでに」は、何かをするのに合わせて他のことをする様子を表現する言葉です。
ビジネスでも使える言葉ですので、上手に活用するとよいでしょう。