何かの物事の説明をする場合には、「しかも」と言う場合があります。
しかしこの表現、漢字にすると問題が出たりと、幾つかの気をつけたいポイントがあるようです。
しかもはどのように使っていくのか、注意点を含めてご紹介します。
「しかも」とは?
「しかも」とは?
ある物事について述べる場合に、別のことまでも付け加えて言うために使われる言葉です。
「しかも」の使い方や使われ方、使うときの注意点
「しかも」の使い方や使われ方、使うときの注意点
近所のスーパーは品揃え豊富なのに加えて安いところだ、飼い犬は賢い上に可愛いなど、何かを2つの点で取り上げる機会があるでしょう。
そのように言葉を付け加えるにあたって「しかも」を使うことができます。
用いる場合は「◯◯でした。
しかも◯◯です」のようにいったん区切る用法のほか、「◯◯でしかも◯◯だ」のように続けて述べることも可能です。
これは物事の特徴、様子、人物など様々な事柄に適用できるでしょう。
しかし漢字で「而も」「然も」とする場合には気をつけてください。
難読となって、しかも意味が分からなくなる可能性があります。
そのため平仮名で「しかも」とすることは一般的です。
また古典でのしかもは「そんなにまでも」の意味になって、違った用法となることにも気をつけてください。
「しかも」を使った例文や文章
「しかも」を使った例文や文章
・『大地震で停電になり、しかも交通機関が止まってしまい散々な日でした』
・『仕事のあとに猫カフェを訪れたら、キジトラの猫が可愛いかった。しかも人懐っこい』
「しかも」の類語や言い替え
「しかも」の類語や言い替え
「それに」は、ある物事について述べるのに付け加え、別のことを言う時に使われる、しかもと同じ表現です。
「その上」「加えて」「それだけでなく」としても、あることに付け加えて言う場合に用いることができます。
「更に」の場合は、ますます、もっとの意味合いがあり、しかもと似た用法ができる言葉です。
「おまけに」は、あることを言うのに付け加えて述べる用法ですが、他に比べて若干砕けた印象になるでしょう。
まとめ
まとめ
物事を人に説明する時に、別のことまで加えて述べるにあたり、「しかも」を用いることができます。
これは一旦区切る用法だけでなく、続けて述べる用法も可能です。
しかし漢字で「然も」などとすれば問題が出るので気をつけてください。
「その上」など様々な言い替えも、試してみると良いです。