「より一層」とは?使い方や言い換えや用例など徹底解釈

比較や程度に関係する表現は色々とありますが、今回取り扱う「より一層」もその1つです。

これより詳しく解説いたしますので、ご参考になればと思います。

「より一層」とは?

「より一層」とは?

まずは「より」から解説しましょう。

「より」は副詞であり、「もっと」「ますます」という意味です。

一方「一層」「いっそう」と読み、こちらも意味は「もっと」「ますます」です。

「程度が増す」あるいは「程度が上がる」という同じ意味合いを持つ言葉を2つ並べることで、意味を強調する効果があります。

「より一層」の使い方や使われ方、使うときの注意点

「より一層」の使い方や使われ方、使うときの注意点

状態や状況が、以前にも増して強まる方向に変化する様子を表現するフレーズです。

逆に言えば、以前から基本的な状態や状況が成立していて、そこから更にその状態や状況の程度が強まるということでもあります。

例えば、「彼女はより一層美しくなった」という表現なら、この表現の時点以前にも既に一定レベルで美しい容姿だったと考えられます。

全く美しくなかった場合には、「彼女は以前とは見違えるように美しくなった」と言った表現になりますので、注意が必要です。

また、「より」「一層」をそれぞれ単体で使用しても、「ますます」「更に」という意味合いを問題なく表現できますので、この点も押さえておきましょう。

「より一層」を使った例文や文章

「より一層」を使った例文や文章

それでは上記以外に考えられる使用例を挙げてみたいと思います。

・『台風の風がより一層強まってきた』
・『景気がより一層悪化しつつある』

「より一層」の類語や言い換え表現

「より一層」の類語や言い換え表現

「より一層」は、既出の通り、「より」「一層」それぞれでほぼ同じ意味を出せますし、「ますます」「更に」による代用でも問題ありません。

他には、「一段と」「もっと」「いやが上にも」も同義表現と言えますので、これらを利用して言い換えしましょう。

まとめ

まとめ

「より一層」とは、「ますます」「更に」という意味で、それ以前の状態から程度が増すことを、同じ意味の言葉を並べることで強調して表現するフレーズです。

「より」「一層」単体でも同じ意味の表現が成立します。

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