ここでは「より簡潔に」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「より簡潔に」とは?
「より簡潔に」とは?
「より簡潔に」は、もっと簡単に、という意味になります。
「より」としていることから、今のままでもそれなりに簡単なものにはなっているものの、もっとそうするように、またはそうしたいと考えて使う表現になり、「このままでも問題はないが、より簡潔にするともっとよくなると思う」などと用いられます。
その対象は文章の類いから、何かを説明する場合、または何かのデザインなども使うことができ、この後者のようなものに用いる場合にはシンプル(な表現)に、という意味になると考えていいでしょう。
「より簡潔に」の使い方や使われ方、使うときの注意点
「より簡潔に」の使い方や使われ方、使うときの注意点
この「より簡潔に」は、「できればより簡潔にしたいのですが、そうすることで説明が疎かになってしまう心配があります」といったように、自分からそうしたいと用いる例も多いです。
先のように、今でも簡単に、シンプルにはなっているが、もっとそうしたい、そうするべきだと使う表現になり、単にそのようにするだけでなく、品質(クオリティ)はほぼ変わらないものを目指してそうするという意味になります。
そのため、「より簡潔にしたものの、今度は物足りなくなってしまった」のような使い方をした場合には、それは失敗だったということです。
「より簡潔に」を使った例文
「より簡潔に」を使った例文
・『できればより簡潔にしたいところだが、ここまでくるとそれもなかなか難しい』
・『これでも十分それだと思うものの、より簡潔になればもっと利用される場面が多くなる思います』
「より簡潔に」の類語や言い替え
「より簡潔に」の類語や言い替え
・『より簡素に』
この「簡素」とすると、「簡潔」とした時とは少し異なり、品質を多少落としても問題がない場合に使う表現になります。
よって、「より簡素にした方がもっとコストを下げることができる」のように、単純にもっと簡単なものにするという意味で用いられます。
そこが大きく
異なる点なので、簡単にしても品質にあたるものは極力落とさずに、と表現したい時と使い分けてください。
まとめ
まとめ
「より簡潔に」は、今でもそうなってはいるものの、もっと簡単に、という意味で用いられます。
それを対象の品質は極力落とさすに行うという意味になるので、そうした結果、分かりにくくなった、必要な部分まで省いてしまったといったことになると、それは失敗だと判断されてしまいます。