どのような意味があるのか、辞書を引きたくなる表現もあるもの。
「心意気を見せる」の意味と使い方を見ていきましょう。
「心意気を見せる」とは?
「心意気を見せる」とは?
「心意気」は「こころいき」と読みます。
上に上昇するような、ポジティブな気持ちを例えています。
この場合は「お披露目する」という意味合いの「見せる」が付いています。
そのため第三者に分かるように、気持ちをはっきり見せることが「心意気を見せる」です。
気前のいい所を見せるというニュアンスがあり、おごってあげること、支払うこと、情熱を見せること、このような場合に使われています。
覚えておきましょう。
「心意気を見せる」の使い方や使われ方、使うときの注意点
「心意気を見せる」の使い方や使われ方、使うときの注意点
積極的な姿を見せる時に使われているのが「心意気を見せる」にあたります。
置かれている立場を十分に理解して行動する表現なので「先輩としての心意気を見せる」というと、後輩に恥ずかしくない模範的な行動を取ることをいいます。
後輩の顔も立ててあげ、リーダーとして良い対応を取ることを指します。
また「心意気」には「前に向かう」という力もあるので、やる気を見せることの例えとして使われることも。
前後の文によって意味合いが変わってくるので、注意しておきましょう。
「心意気を見せる」を使った例文や文章
「心意気を見せる」を使った例文や文章
・『従業員の分まで支払い、社長としての心意気を見せてくれました』
・『最初は自信がなさそうな彼女も、少しずつ心意気を見せるようになりました』
「心意気を見せる」の類語や言い替え
「心意気を見せる」の類語や言い替え
似ている言い方に「後ろを見せる」があります。
「心意気を見せる」と「見せる」で共通していますが、訳は正反対です。
この場合の「後ろ」とは、自分の背中をあらわします。
敵に弱点である背面を見せる素振りから「弱みを見せる」という訳になりました。
このほか言い替えの表現に「太っ腹」や「親分肌」「気立てを見せる」「自信をつける」「成長する」があります。
まとめ
まとめ
「心意気を見せる」を解説しました。
気になる表現を適切に取り入れて、語彙力の向上に活かしていきましょう。