この記事では、「シャレオツ」の意味や使い方、例文を分かりやすく説明していきます。
「シャレオツ」とは?意味
「シャレオツ」とは?意味
お洒落という意味があるのが「シャレオツ」であり、どこか人とは違ったお洒落ができる人のことを褒めるとき使われている言葉です。
「そのシャツはシャレオツだ」と言って褒めたり、「お洒落に関して知り尽くすシャレオツ男子」と使うこともあります。
自分の顔を魅力的にするために化粧をしたり、清潔感がある服装に気を配り、洗練された大人の着こなしができる人を指す言葉です。
あえて通なふりをする意味で言葉をひっくり返し、テレビに関連する業種の人が日常的に使う業界用語風に似せたこの言葉を若者の間でさりげなく使って交流しています。
「シャレオツ」の概要
「シャレオツ」の概要
1980年代のバブル絶頂期の中お洒落な服装に身を包み、夜の街へと繰り出す若者の間で流行した「シャレオツ」は、お洒落に精通する豊富な知識を持つ人と感じる素敵な人に対して使われていました。
一時は消えつつある言葉でしたが、2013年12月に国民的アイドルのSMAPのシングル曲として使われます。
この曲は草なぎ剛がドラマ・独身貴族の主題歌として使われただけでなく、歌詞の中にオサレや「シャレオツ」など様々なお洒落の派生語が出てくるところに若者の心をつかみ、使われるようになりました。
独身の主人公は身なりや雰囲気が都会的で洗練されているところに共感したとき「シャレオツだ」と褒めるわけです。
現在では、人の考え方や掲げる夢がお洒落だと感じるとき素晴らしいと思う気持ちを込めて使われています。
「シャレオツ」の言葉の使い方と使われ方
「シャレオツ」の言葉の使い方と使われ方
人の目を引く洗練されたお洒落な身なりの人を褒める意味で「君はすごいシャレオツだ」と言うときに使います。
見た目だけでなく、流行に敏感なところや、自分の良さを活かせる研ぎ澄まされたセンスを持ち合わせている人を見たとき「そのシャレオツなところが羨ましい」と言って、尊敬するときに使う言葉です。
反対に、あまり服の合わせ方の才能がないのに、どこか知ったかぶりする人を「見せかけだけのシャレオツでキメる人」と馬鹿にしたり、全然似合っていない服装ばかり選ぶ人を「シャレオツのかけらもない」と見下す意味でも使うわけです。
類義語には「オサレ」があり、お洒落を若者風に変えてSNSや掲示板で「俺、オサレに目覚めた」、「今日は一段とオサレした」と使います。
「シャレオツ」を使った例文(使用例)
「シャレオツ」を使った例文(使用例)
・『君が持っているバッグかなりシャレオツだ。お揃いで持ちたいな』『シャレオツな先輩に褒められて光栄です』
・『いつもはダサいのに、今日はずいぶんとシャレオツってことは合コンでも行くのかな』
・『この人、シャレオツぶっているけどいまいちお洒落にうといから怪しい』
お洒落だと思う人が持つものに憧れて、お揃いで持ちたいと思う気持ちを伝えれば、相手は嬉しいと思い、光栄だと返すわけです。
しかし、自分は流行に敏感だと言っていても、いまいち本当に「シャレオツ」なのか疑問に感じてしまうことばかり言うのであれば、本物のお洒落さんではない場合がありますので、気をつけましょう。
まとめ
まとめ
お洒落な服を着こなしたり、流行について知識がある人を「シャレオツ」と言います。
昭和に流行った言葉ですが、最近もわざと昔の言葉を使うことでその場を楽しい雰囲気にしたり、言葉遊びができる粋な人として羨望の眼差しで見られる人になるでしょう。