「まなびライン」とは?意味や言葉の使い方、概要(元ネタ)など

この記事では、「まなびライン」の意味や使い方、例文を分かりやすく説明していきます。

「まなびライン」とは?意味

「まなびライン」とは?意味

深夜に放送されたアニメ作品をDVDにして販売したとき、これ以上売り上げれば制作費を引いたとき赤字にならないとされるラインを「まなびライン」と言います。

例えば、あまり視聴者がいない深夜限定に放送されるアニメをDVDにして販売したとき、3000枚ほどの売り上げがあれば多額の制作費を引いたとしても黒字になるのでビジネスとして成功するわけです。

そんな採算ラインを、アニメ作品を生み出すときはとくに気にするものであり、売り上げ枚数を「まなびライン」として考えて製品化します。

制作会社としてもこのラインを重視しており、達成しないようであればDVD化を見送ることもあるという重要な線になるのです。

「まなびライン」の概要

「まなびライン」の概要

都市部では、23時から27時までに放送している作品を「深夜アニメ」と読んでいます。

この言葉の由来としては、「がくえんゆーとぴあ まなびストレート!」という2007年に放送していた深夜アニメであり、少子化が進む日本の未来について取り上げており、そこで生きる高校生がはたして自分たちが学校に行くことに意味はあるのか考える内容でした。

この作品で取り上げたテーマや登場人物、演出が魅力的であったため、深夜放送でも多くの視聴者の気持ちをつかみます。

高い評価を受けたDVDは売れるだろうと誰もが思いましたが、結果は惨敗で約3000枚という赤字になる売り上げ枚数だったのです。

「まなびライン」の言葉の使い方や使われ方

「まなびライン」の言葉の使い方や使われ方

3000枚以上の売り上げが必要な深夜アニメは決して高評価を得たとしても、「2899のまなびラインを超えなければ意味がない」といかに売り上げ枚数が大切なものかを表すわけです。

決して「まなびラインを達成したといっても、決して人気が出るわけではない」と言い表したり、「まなびラインを超えれば深夜アニメでも黒字になる」と言って制作会社は販売して良かったと思うわけです。

反対に、制作費が作品によって違うため、「まなびラインは具体的な採算ラインになる」ので、赤字にならない2899枚売り上げても黒字になるとは限りません。

「まなびライン」を使った例文(使用例)

「まなびライン」を使った例文(使用例)

・『深夜番組でも、まなびラインの5倍も売り上げがあって人々が驚愕する』
・『先週終わった○○の知名度は低かったが、DVDを発売したらまなびラインが高かった』
・『いくらキャラクターが魅力的であっても、まなびラインが見込めなければDVDにはならないな』
予想よりも売り上げが5倍あったとき、視聴者も制作会社も驚きますし、知名度が低くて発売数が多いことがあります。

しかし、「まなびライン」が見込めないと思う深夜アニメはたとえ映像が良くても、声優がうまくてもDVDにならないことがあるわけです。

まとめ

まとめ

「まなびライン」が決まるのは、視聴者がDVDを購入することでいかに売り上げが伸びるか左右するわけです。

制作会社としても、一枚でも多くのDVDを売りたいと思っては宣伝活動に力を入れたり、作品を魅力的にするため力を注いでいます。

黒字になるラインを超えるよう視聴者も一丸となって力を注ぐのが求められる世界です。

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