毎日使っている言葉を、大人びた表現に直したいことがあります。
「なんか」の丁寧な表現と尊敬語、謙譲語について調べていきましょう。
「なんか」の敬語での表現
「なんか」の敬語での表現
会話の切り出しなどに使われている「なんか」。
「何となく、そう思う」と言いたい時に取り入れられています。
友達や家族との会話では通じるフレーズでも、目上の方を前にするとたちまち失礼な言葉に変わってしまいます。
「なんか」の敬語風の言い方は「何か」や「何かございましたら」または「個人的な見解になりますが」にあたります。
例えば「なんかあったら」を大人びた言い方に直すと「何かありましたら」や「何かございましたら」となります。
「なんか」のぼやけた印象がたちまち、信頼感のある言い方に変わっています。
言葉の調整をおこなって、印象のいい人を目指していきましょう。
「なんか」を敬語で言い換えた場合の使用例
「なんか」を敬語で言い換えた場合の使用例
こちらからご案内のメールをお送りし、最後のまとめの言葉をお伝えしたいことがあります。
「なんかありましたら」の代わりになるのが「何かございましたら、弊社までご連絡ください」です。
「何かありましたら、担当の者にご連絡ください」も使えます。
このほか「なんか〜と思う」と言いたい場合は「個人的な見解ですが」と前置きしてから、こちらの意見や主観をお伝えできます。
「あくまで私個人の意見ですが」も使いやすいので覚えておきましょう。
「なんか」の尊敬語
「なんか」の尊敬語
目上の方とお話していて「何かありましたら」と言いたい時は「何なりとお申し付けください」とお伝えします。
「何なりと」はフォーマルな表現で、気兼ねなく何でも言って欲しい時に使われています。
「なんか」の謙遜語
「なんか」の謙遜語
「なんか色々とありがとうございました」とへりくだってお礼を述べたい場合は「何から何まで面倒を見ていただき、ありがとうございます」とお伝えします。
お礼を述べる表現です。
まとめ
まとめ
「なんか」のビジネス風の表現について解説しました。
色々な言い方を心得ていると、敬語の上級者になれます。
品のいい表現をマスターして、語彙力の向上を目指していきましょう。