ここでは「きちんとした」の敬語表現に関して解説します。
「きちんとした」の敬語での表現
「きちんとした」の敬語での表現
「きちんとした」とは、一般的には「服装や態度、状態などが乱れておらず、整っている」という意味で使われる言葉です。
多くの場合は、見た目にもきれいであるというニュアンスも含まれます。
この「きちんとした」には、いいかえの敬語が存在していないので、汎用的なやり方で、行うことになります。
しかし、この言葉は、形容詞であるため、「お」をつけることはできないため、「した」の部分を敬語にすることになります。
この「した」という言葉は、「する」が変化したもので次の言葉を修飾する連用形として機能しています。
したがって「する」の尊敬語の「なさる」、そして謙譲語の「いたす」を使うことになります。
結果としては、よく使われる尊敬語としては、「きちんとなさった」、よくつかわれる謙譲語としては「きちんといたした」ということになるでしょう。
「きちんとした」を敬語で言い換えた場合の使用例
「きちんとした」を敬語で言い換えた場合の使用例
「きちんとした」を敬語で言い換えた場合の例文として、前述の表現を使うと、尊敬語では「こちらのお部屋はかなり汚れておりますので、きちんとなさっ他方が良いでしょう」、そして謙譲語では「お見苦しいものをお目にかけてしまったので、次回からはきちんといたします」のようになるでしょう。
「きちんとした」の尊敬語
「きちんとした」の尊敬語
「きちんとした」の尊敬語としては、前述のように「した」という部分を変化させて、「きちんとなさった」、「きちんとされた」というものがあります。
「きちんとした」の謙譲語
「きちんとした」の謙譲語
「きちんとした」の謙譲語としては、やはり「した」の部分を変化させて、「きちんとさせていただき」ちょっと変に聞こえるかもしれませんが「きちんといたした」ということになるでしょう。
まとめ
まとめ
この記事では「きちんとした」の敬語表現に関して、解説してきました。
この機会にぜひ、「きちんとした」という言葉を積極的に使ってみるのも良いでしょう。