「私なんかが」の敬語表現・使用例・使い方について解説していきます。
「私なんかが」の敬語での表現
「私なんかが」の敬語での表現
「私なんかが」【わたしなんかが】というのは、「わたし程度の者が」を意味している自分を一段へりくだった表現です。
「私なんかが」はややカジュアルなくだけた言い回しです。
「私なんかが」を直接的な敬語表現に言い替えることはできませんが、ほぼ同じような意味合いを持っている類語として「私などが」「私ごときが」「私のような者が」「私程度が」を使うことができます。
「私なんかが」を敬語の表現にする場合には、「私なんかが」よりもフォーマルな語感がある「私ごときが」「私のような者が」「小職のような者が」に言い替えた上で、後に敬語表現を続けると良いでしょう。
例えば、「私ごときが参加できるような場ではございません」のような丁重語(謙譲語Ⅱ)の敬語表現として使うことが可能なのです。
「私なんかが」を敬語で言い換えた場合の使用例
「私なんかが」を敬語で言い換えた場合の使用例
「私なんかが」を敬語で言い換えた場合の使用例として、以下のような例文を挙げることができます。
・『私なんかが口を挟んで意見できるような雰囲気ではございませんでした』
・『プロスポーツの世界は、私ごときが通用するほど甘い世界ではございません』
・『小職のような者が参加することのできる機会を設けていただき、感謝の言葉もございません』
「私なんかが」に相当する直接的な敬語表現はないため、その後に謙譲語や丁重語(謙譲語Ⅱ)などの敬語を続ける方法で敬語に言い替えることができます。
また「私なんかが」よりもかしこまったフォーマルなニュアンスのある「私ごときが・私のような者が・小職のような者が」などの類語に言い替えることで、より自分の立場をへりくだった謙遜の気持ちを伝えやすくなります。
「私なんかが」を敬語で言い換えた場合の使い方
「私なんかが」を敬語で言い換えた場合の使い方
「私なんかが」を敬語で言い換える場合には、「私なんかが本当にそんな専門性の高いプロジェクトに参加させていただいても良いのでしょうか」のような「私なんかが」の後に謙譲語などの敬語を続けることになります。
「私なんかが」は自分の立場をへりくだるニュアンスを持っている言葉です。
その「私なんかが」とよく似た意味合いを持っている類語として、「私などが」「私ごときが」「小職(私)のような者が」などを代わりに使用することもできます。
例えば、「私ごときが役員会に参加させていただくなど恐れ多いことでございます」のような使い方をすることができるのです。
まとめ
まとめ
この記事では、「私なんかが」の敬語表現・使用例・使い方を分かりやすく説明しました。
「私なんかが」には直接の敬語が存在しないため、「私なんかが」やその類語の後に謙譲語・丁重語(謙譲語Ⅱ)などの敬語表現を続けるかたちになります。
「私なんかが」の敬語について色々と調べたいときは参考にしてみてください。