「全部」の敬語表現とは?使い方や使用例など徹底解釈

「全部」は日常のあらゆる面で使われる一般的な表現です。

当たり前すぎてあまり意識しないほど身近な言葉ですが目上の相手に対し「全部」を敬語で表現する場合、どのような言い方が適切なのでしょうか。

今回は、「全部」の敬語表現について解説します。

「全部」の敬語での表現

「全部」の敬語での表現

「全部」は目上の人に対して使っても問題ない表現です。

雑なところや俗な印象はないので上司や先輩に使っても構いませんがより丁寧な気持ちを示したい場合は他の言葉に言い換えられています。

「全部」の敬語表現としては「すべて」「皆」「一切」「あらゆる」などが考えられます。

そもそも「全部」という言葉は「余すところがない全体」を意味する言葉です。

あまりや例外がないことを意味し、もれなく揃って物事を扱う時に用いられる表現です。

敬語が求められるビジネスの現場でも「全部」は普通に使われていますが「全部」は例外を許さない断定のニュアンスが含まれているためやや乱暴で雑な印象を与えます。

目上の人に対して言い切るのはあまり良いことではなく、敬意を示すなら別の表現の方が適切です。

一般的な敬語として使われているのは「すべて」です。

意味は「全部」とほぼ同じですが「すべて」のほうが丁寧な印象を与えます。

「全部」を敬語で言い換えた場合の使用例

「全部」を敬語で言い換えた場合の使用例

「すべてお任せください」は例外なく全体を任せてほしい時の言い方です。

「全部お任せください」よりも断定がきつくなく、丁寧な印象を与えます。

「全部」を敬語で言い換えた場合の使い方

「全部」を敬語で言い換えた場合の使い方

「全部」をどのようにとらえるのかによって使い方が変わります。

「すべて」「皆」は一般的な感覚での「全部」を指す表現で強く拘束するニュアンスを含みません。

それとは逆に「一切」「あらゆる」は例外を許さない強い気持ち気持ちが込められた言い方です。

どちらも基本的には「全部」と同じ意味ですが、全体をとらえることと漏れをなくすことのどちらを優先するのかによってふさわしい表現が変わります。

まとめ

まとめ

「全部」にも敬語の言いかえが存在します。

どんな言い方がふさわしいのか、よく考えて使いましょう。

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